藍白の恋《3》

藍白.3-24 ページ24

緋山side


藍沢が事故にあって、

一週間。

まだ、

静かに眠っている。

あ...

緋山「しらーしー」

白石「.......ん、........こ、さく.....」

今日も白石は、

藍沢のすぐ側の椅子で眠っている。

ギュッと手を握って。

そんな白石にそっと、

自分の上着をかけた。

これが最近の日課かな...

白石...

毎日家に帰らず、

なにか仕事があれば一生懸命にこなし、

みんなの前では笑顔を見せて、

なにもやる事がなければずっと、

藍沢の側にいて。

どこまで大好きなんだよ、

って言いたくなるくらい。

疲れてないかな？

可愛い顔してるからか...

隈がよく目立つ。

あまり無理はして欲しく無い。

ほら、今日だって、

泣きながら眠っている。

でも、

みんなの前では泣かない。

いっつも1人で泣いている。

知ってるんだからね。

だからもっと、

私たちの前で泣けばいいのに。

そうしたら、

慰めてやれる。

いいなあ。

藍沢、愛されてて。

ま、

白石もめちゃくちゃ愛されてるけど。

なんでって？

それは、

すこし前の話の事________

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