藍白の恋《2》

藍白.2-38 ページ38

白石side


白石「耕作.......」

藍沢「..........その足は、なんだ」

白石「あー、........ちょっと、階段でつまづいて.......」

雪村「......白石先生......？」

藍沢「....」

白石「バカでしょ私」

雪村「.......」

藍沢「はぁ....お前の嘘はすぐにわかる。............雪村、説明しろ」

白石「っちょ、いいってべつに」

藍沢「やっぱり、なにかあるんだな」

白石「っ」

雪村「藍沢先生」

藍沢「なんだ」

雪村「あなたの大切な人、勘違いしてます」

藍沢「......？」

白石「雪村さん？」

雪村「白石先生に、しっかり気持ちを伝えてください。お互いに誤解しています」

藍沢「......どういうことだ」

白石「....」

雪村「わたしは....行きますね。白石先生は、階段から落ちました」

白石「ちょっ」

雪村「山田先生を守るために........じゃ.......」

藍沢「...........山田...？」

白石「..........」

藍沢「恵.........話せ」

白石「わ、たしは....」

藍沢「あぁ」

白石「好きなのっ......！耕作が！」

藍沢「っ......え」

白石「でも、もうっ...ダメだよね...レナちゃんと付き合ってるんだもんね、いっぱい困らせて、ごめん」

藍沢「山田....？誰と？」

白石「だから、耕作とレナちゃん！.......とぼけないでっ......！」

藍沢「付き合って.....ないぞ」

白石「っえ.........でも、さっきレナちゃんが....言ってた」

藍沢「俺は、断った.....恵のことが好きだから」

白石「はっ、なにそ、れっ.....！意味わかんないっ」

藍沢「そのままの意味だ」

白石「う、そ....だって、抱き合ってたじゃない！」

藍沢「あいつが倒れて来たから、支えただけだ。流石に俺もそれを無視するようなやつではない」

白石「え........」

藍沢「俺は...いつだってお前.........恵が好きだ」

白石「こ、っさく！.....私だってずっと、耕作が好きなんだよ！」

藍沢「そうか....よかった」

白石「うんっ......」

藍沢「もう一度、やり直そう」

白石「耕作っ......！ご、めんねっ....ありがとう.........」

藍沢「あぁ......




______で、何があった？」

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