藍白の恋《2》

藍白.2-28 ページ28

白石side


最悪。

もう、耕作なんて知らない。

って思っていても泣けてしまう自分がもう分からない...

ていうか、頭痛くなってきた...

走ったせいかな...？

ドンッ....

あ、

前も見ずに走っていたら、

誰かとぶつかってしまった。

白石「ごめ、なさいっ」

泣いているのがばれたくなかったから、

すぐに走り出した。

のに....

パシッ.....

白石「っ」

新海「白石先生？」

白石「あっ......」

やばい、

泣いてるところ....

見られちゃった。

新海「なにかあったんですか....？..................藍沢先生、と」

白石「あ、な、何もないよっ」

新海「何もないのに泣いてるんですか...？」

白石「.....っ！」

新海「あの...俺でよかったら聞きますけど」

白石「.......」

新海「あっち行きましょう」

白石「.......」

________

新海「で、何があったんですか？」

白石「耕作、がっ......」

新海「うん」

白石「うっ、こ、さくがっ.....！」

新海「うん((名前で読んでるんだね))」

白石「レナちゃんっ、好きかも.....！」

新海「あー...レナって、1ヶ月くらい前に来た子？」

白石「そう、です......」

新海「なんで、そう思うの？」

白石「だって......さっき、抱き合って、たからっ.....」

新海「んー......」

白石「私のっ、かれ、し、なのに....」

新海「白石先生」

白石「...？」

新海「もうそんな男はやめて、俺にしませんか？」

白石「.........っへ？」

新海「ずっと好きだったんです。白石先生のこと」

白石「え、どういうことっ......？」

新海「そのままです。.......だから、藍沢先生と付き合ったって聞いた時、悲しかったですよ」

白石「新海、先生.......」

新海「無理にとは言わないし、すぐにじゃなくてもいいので.....お返事くれたらうれしいです」

そういって新海先生は去っていた。

新海先生が........

私を..........？

考えられなくて、

ずっとそこに呆然と立っていた。









もういっそのこと、








新海先生にしてみたら楽なのかな......

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