秘書はいったい、なぜ？3 (ページ6)

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私は表紙を開いて見ると、サインが書いてあった、しかも名前付き。

　
　
　
　
　
　

『わぁ... 』

　
　
　
　

私の手にあったはずの本は急に横から誰かに奪われる。

『え......副会長！』

　
　

副会長はその本を先生に返した。

『あ、あの.... 』

しばらく副会長と先生は見つめあって、睨み合って？から

副会長は私の腕を掴んで、ズンズン歩いていく。

　
　
　

　
　
　
　
　
　
　

　
　
　

『どうしたんですかっ』

ホテル内のレストランへ入って、

私はずっと掴まれていた腕を振りほどいた。

　
　
　
　

『説明してください！』

登坂「お前こそ説明しろよ、どういうことだよ」

『作家のモルペウス先生ですイベント出演を快諾してくれました』

登坂「そんな話が？」

『お伝えしました、開館イベントに有名作家を招きたいと』

登坂「彼がその有名作家か？」

『はい』

登坂「報告がなかった」

　

　

『まだ不確定だったからです』

　
　

登坂「やめろ」

『はい？なんでですか？』

登坂「とにかくやめろ」

『 ....理由はなんですか？』

登坂「説明する必要はない」

『 ......副会長のお話っていうのはまた改めて』

　

　
　
　
　
　
　
　

　

　
　
　

登坂「あぁ、たいした話じゃない」

　
　
　
　
　

　
　
　
　

『っ......失礼します』

　

　
　
　
　
　

　
　
　
　
　

　

バカみたい、告白かもなんてワクワクして、

服も買って、馬鹿馬鹿しい。

期待して損した。

　
　
　
　

　
　

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