秘書はいったい、なぜ？3 (ページ40)

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ペアは席の場所で決まって、

私は隣にいた副会長とペアになった。

　
　
　
　
　
優勝の景品はパソコンらしくてみんなはりきってた。

　

　

　

登坂「五十嵐秘書、話の続きでもするか」

　

山を少し歩く。

　

『はい？』

登坂「嫉妬と競争心から告白したわけじゃない、誤解してる... 」

　
　
　

　
　
　
　
　

prrrr♪

『すみません... 』

敬浩さんからだ....。

私はずっとでないでいると、副会長にスマホを奪われる。

　

登坂「 ....なんだ」

勝手に電話にでた～！！

登坂「大事な話してるから切るぞ」

あっちがなにを言っているかわからなかった。

電話を切って、私にスマホを返す。

　
　

『あんまりです』

登坂「今お前が好きな人に集中しろよ」

　

『どうしても思い出したいんです』

登坂「思い出すために兄貴に会い続けるって？」

　

『はい』

　

登坂「俺が嫌でも？」

『はい！』

　

私は副会長から離れ1人で先を歩く。

　

『ん.....雨』

急に雨が降ってきて、晴れの予報だったのに.....。

とりあえず雨宿りできるところを探すけど、山の中なのでなかなかない。

　
　

　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　

登坂「待て」

　
　

ジャケットを傘替わりにして私をいれてくれる。

『副会長.... 』

登坂「 90万の傘なんか2度とさせないぞ」

『？』

登坂「ジャケットの値段な、行くぞ」

『ふふっ』

　

　
　
　
　
　
　
　

　
　

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