秘書はいったい、なぜ？ (ページ41)

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会議に向かう途中、

　

　
　
　

　

登坂「田中秘書」

姫香「はい！」

登坂「今週の会議のテーマは」

姫香「あぁ、それは.....どうしよう、度忘れして... 」

『お答えします』

登坂「田中秘書があとで報告しにきて」

長谷川君に運転してもらって移動するとき、

いつも副会長の隣だったのが、

姫香ちゃんになり、私は助手席になった。

　
　
　
　
　

登坂「うん、快適」

会社で扱うリクライニングベッドの試しに行った、

「新製品の評判は上々で、業界での売り上げは1位です」

登坂「次は」

「え？」

登坂「新製品に関する報告じゃなくて、今後の計画を聞きたい」

「若い新婚夫婦向けの新製品を出す予定です、最近の若者は機能性を重視する傾向があって.... 」

副会長は急に立ち止まる

登坂「本当にそんな傾向が？データを見せて」

そう姫香ちゃんに言う。

姫香「えっ、それは..まだ準備が.... 」

登坂「準備しておくべきだろ、教育がなってない」

私に向かって言う。

『すみません』

登坂「この調子じゃ、引継ぎが心配だな」

また歩き出す。

姫香「五十嵐秘書、ごめんなさい」

『いいの... 』

　
　
　
　

これ全部、

昨日の事のせい？

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