秘書はいったい、なぜ？ (ページ4)

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新事業会議

　

　

「 5年以内に国内1位世界10位以内に躍進させます」

この人は社長の岩田剛典、副会長の親友。

岩田「流動比率はなんと約275％になります」

　

登坂「 215.319149 」

　

会議室にいた全員が副会長の方を向く

　

　

岩田「はい？」

登坂「流動資産2兆240億流動負債9400億なら流動比率215.319149％では？岩田社長」

岩田「えっと、そうです、なぜ数値が」

あわあわする岩田社長

　

　

登坂「買収を進めて、会議は以上」

　
　
　

副会長は会議室を出る

　
　
　

＜＞の中は英語です

『＜今夜はスペイン大使館のパーティーに出席します、明日改めて日程の調整を＞』

電話を終えてエレベーターに乗る

　

登坂「上達したな」

『はい？』

登坂「英語、9年前渡米したときはひどかった」

『あぁ、副会長のおかげです』

登坂「俺の支援があったからか」

『発音とアクセントを間違えたら叱って恥をかかせてくださり刺激になりました』

登坂「成長につながるなら今後も惜しまない」

『ありがとうございます』

　

　

登坂「ところで、ミスしたな」

『え？』

登坂「アクセントじゃなくてaccent 」

『 .....一つ学びました』

　

ｸﾞｳｳｳ

『あっ...今夜ドレスを着るので絶食してて..副会長も茶菓子抜きで会議でしたね』

登坂「俺は平気、集中力があるから仕事中は空腹を感じない」

　

　

　

ｸﾞｳｳｳｳｳ

『 .....茶菓子を用意しますね』

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