【名探偵コナン】いつも2番目のわたし【降谷零 / 安室透】

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「好きじゃないです。」



水「本当？この前の飲み会の買い出しも
2人で行ったんでしょ？」



「それはたまたまで…。」


なんでそんなことまで知ってるんだろう。



水「じゃ他に好きな人いるの？」



そう言ってぐいっと身を乗り出して近づいてくる。



「え、えっと今はいません…。」



水「じゃ前はいたんだ？どんな人？」



ぐいぐい来る水野さんに押されてしまって
私は秀一さんのことを話した。




水「なるほどね…。」



「付き合う前に関係もつとか引きませんか？」



水「まぁ正統ではないけど…
この歳ならいろいろあるよね。
じゃその人秀一さんって人が忘れられないんだ。」



「忘れなれないってほどでは…」



水「そっか。」



なんだろうこの空気。
さっきまでと違って何故か緊張する。






水「黒川さんが降谷さんのこと好きなのかなって
思っていろいろ聞いちゃった。ごめんね。


でもよかった。


あのね私、降谷さんのことが好きなんだ。」







水野さんが降谷さんのことが好き…？




そう言って顔は笑っているけど
目はどこか冷たくて…


目の前にいるのは本当に水野さんなの？



いつも違う表情に怖いと感じてしまう。





ブーブー




水「あ、ごめん仕事の電話だ。
今言ったことはふたりの秘密ね。他言無用で。」



そう言って出ていってしまった。



これって近づくなってこと…なのかな。


でも優しい水野さんが
そんなこと考えるかな…。


「う〜ん。」


私は頭を抱えた。




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