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夜。
「んー……」
なかなか寝付けず、水をもらおうと下に降りる事にした。
「ぁ」
ピンチ!の3文字がふさわしい展開。
(メリオダス居るぅうう……!)
でもここまで来たらメリオダスは気配を感じ取る事ができていると思う。
(どうしよう!)
きっと私は顔面蒼白だと思うが、今はそれどころではない。
(あ、でも気配を感じ取ったところで帰っても、何も問題無いかも)
どうせそのまま無視するんだろうし、と思い180°回転し、もと来た道を戻ろうと一歩目を踏み出した瞬間、手をつかむ音がした。
(ひぃいっ誰!?)
振り返ると俯いたメリオダスがいた。
私より少し小さいメリオダスは普段普通の目線で話してても顔をあげないと見えないくらいなので余計に表情が見えない。
「少しいいか?」
やけに真剣そうな彼の声が瞬間的に頭に焼き付く。
「……うん」
カチ、カチと時計ののんびりとした音が部屋を満たしている。
(早く終われ……っ)
「なあ、A、今日の昼、キングと居たろ」
「うん、それが……何?」
そう言うとまた俯くメリオダス。意味がわからない。
「楽しそう……だったな」
メリオダスの発言の意味がわからないばかりか彼の性格までわからなくなってきた。
「別に俺は二人が良いならそれでいいし、別に好きなんかじゃないし……いや、でもハッキリ言わないと……」
とブツブツ言っているメリオダス。
やばい、怖いこの人。
団長であるにも関わらず失礼な思いを抱き始めた頃。
よし、言うぞなんて声が小さく聞こえた。(心の声のつもりなのかな?)
「A!」
「はいなんてしょうか?!」
「お前が好きだ! じゃあお休み!」
「うん おや……ん?!」
そのまま部屋から追い出される
「え、ええ!?」
そのまま彼のドアの前で眠気が再び襲ってくるまで立ち尽くす私だった。
次の日の朝。
彼はおかしかった。
「おーおはようA!」
メリオダスが私をついでで呼ばない……!?
「き、急にどうしたの?昨日の夜とかも……」
「今までのは……ごめん、ただ別、に……」
段々小さくなって行く声に疑問を感じ、振り返れば、そこにはキングがいた。
(あれ!?まだ続きそう!???!?)
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いっちゃん♪(プロフ) - リノさん» ごめんなさい!ずっとこれてなくて……。実テが終わり次第書かせていただきます!! (2018年5月21日 23時) (レス) id: 73d1b6644f (このIDを非表示/違反報告)
リノ - グロキシニアでツンデレお願いしますm(_ _)m (2018年3月23日 5時) (レス) id: 7f8317190d (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん♪(プロフ) - 2本のメンタルさん» 二回もコメントしていただけるなんて夢のようです…!こちらこそ、リクエストありがとうございました!(((o(*゚▽゚*)o)))あまりツンデレ要素なくてごめんなさい!汗 (2016年9月18日 13時) (レス) id: 73d1b6644f (このIDを非表示/違反報告)
2本のメンタル(プロフ) - コメント遅くなってしまいすみません!リクエストに応えて頂きありがとうございます(*´∀`)ツンデレは最強だと改めて思いました(( (2016年9月18日 7時) (レス) id: cf222c1596 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん♪(プロフ) - 2本のメンタルさん» ありがとうございます!!はい、了解です!リクエストありがとうございます! (2016年8月15日 22時) (レス) id: 73d1b6644f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みみず x他3人 | 作者ホームページ:http:/uranai.nosv.org/u.php/hp/itsumi421/
作成日時:2015年11月14日 23時