4章 10 -HIROOMI TOSAKA- ページ47
臣「...どういう...事だよ。」
違う、違うだろ。
わかってんだろ、自分。
一体それがどういう事かを、察する事ができないほど馬鹿じゃない。
でも、俺はそんな事、信じたくねえよ。
どうせならずっと、あんたを憎んで...生きていたかった。
せめて、せめてA.........
.
お前の口から、聞かせて欲しい。
臣「なぁ...あいつは...真弓さんは....
.
.
俺たちの為に、消えたのか.....?」
薄っすらと目に涙を溜めた幹部が、じっとAの方を見た。
俺たちは、救いようのない馬鹿だったのかもしれない。
むしろかもしれない、という言葉さえ生ぬるいような、大馬鹿者だったのだろう。
.
A「私の母は、あの日、組織の作戦を壊滅的な状況に追い込みました。
組織の目的は、S.S.C.が軌道に乗り、財をある程度溜め込むことができたならば
.
.
幹部全員を殺害の上、S.S.C.を乗っ取る事。」
.
.
ああ、俺たちは....俺は。
床についた膝から伝わる衝撃で
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真弓さんの笑顔が、鮮明に、蘇った。
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なす(プロフ) - 林檎。さん» 長らくお待たせして申し訳ございません...。そう言ってくださる方がいると思うだけで大きな励みになります、ありがとうございます! (2016年11月12日 20時) (レス) id: 37707962b3 (このIDを非表示/違反報告)
なす(プロフ) - もちさん» ありがとうございます!更新遅れて申し訳ありませんでした...。 (2016年11月12日 20時) (レス) id: 37707962b3 (このIDを非表示/違反報告)
林檎。(プロフ) - 更新お待ちしてました!これからもご自分のペースで頑張って下さい! (2016年11月8日 21時) (レス) id: 53916f0827 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 更新ありがとうございます!面白くて大好きです! (2016年11月8日 18時) (レス) id: f62c4bc716 (このIDを非表示/違反報告)
林檎。(プロフ) - 更新楽しみにしておりました!今後の展開期待です! (2016年7月31日 21時) (レス) id: 53916f0827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なす | 作成日時:2016年3月29日 13時