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2章 6 -ALAN SHIRAHAMA- ページ14

なにしてんだよ...A。









確かに、お前は強いよ。
でも、無理すんなって言っただろ?




幼馴染の俺でも、頼れない?









散らばった破片と立ち込める煙の中に、Aを探す。









焦げ臭い匂いが、充満していた。









どこだよ...どこにいるんだよ!









いくら見渡しても、瓦礫をどけてみても、そこにAの影はない。









白「A!!!どこだよ返事しろよ!!」









煙に遮られた視界には、もうなにも映っていない。









A「...亜嵐...?」









隣を見ると、肩を抑えて立っているAがいた。









白「馬鹿...なにやってんだよ心配すんだろ!」



A「だって...彼女を避難させなきゃ、直己様にも不都合が起きてしまうかもしれないでしょ?」


白「それは...そうだけどでも!





それでAがいなくなったら俺が…俺が困るよ…。」






A「...亜嵐......」









.









白「...その肩、どうした?」


A「...怪我した。」


白「ちょっ、出血は!?」





A「...嘘よ、大丈夫。」


白「...なんだよ嘘つくなよ...。」









軽口を叩ける程度の怪我なんだな、良かった…ホッとした。






肩を一周回して微笑みを見せたA。
可愛いやつ、なんて台詞はこんな状況には似合わなさすぎるな。









白「直己さん、心配してるから...戻るぞ。」









Aの腕を引き寄せて、“飛行機だったもの”から離れる。









Aの腕が少し強張っていて、Aでも怖かったのかな、なんて。









-








NEW! : 幼馴染 白濱亜嵐

2章 7 -KENJIRO YAMASHITA-→←2章 5 -NAOKI KOBAYASHI-



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なす(プロフ) - 林檎。さん» 長らくお待たせして申し訳ございません...。そう言ってくださる方がいると思うだけで大きな励みになります、ありがとうございます! (2016年11月12日 20時) (レス) id: 37707962b3 (このIDを非表示/違反報告)
なす(プロフ) - もちさん» ありがとうございます!更新遅れて申し訳ありませんでした...。 (2016年11月12日 20時) (レス) id: 37707962b3 (このIDを非表示/違反報告)
林檎。(プロフ) - 更新お待ちしてました!これからもご自分のペースで頑張って下さい! (2016年11月8日 21時) (レス) id: 53916f0827 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 更新ありがとうございます!面白くて大好きです! (2016年11月8日 18時) (レス) id: f62c4bc716 (このIDを非表示/違反報告)
林檎。(プロフ) - 更新楽しみにしておりました!今後の展開期待です! (2016年7月31日 21時) (レス) id: 53916f0827 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なす | 作成日時:2016年3月29日 13時

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