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｢ヤス、相談したいことあんねんけど、えぇ？｣
七人での収録終わり、一人の男が安田に声をかけた。
同じメンバーでオカンのような存在の村上だった。普段の彼とは違い、かけられた声音がどこか不安を抱えてるような声で、安田はこの人がこんなんって珍しいなぁと思いつつ、うんと頷き、帰り支度を進めたのだった。
ところ変わり、ここは安田の家だ。
村上の自宅ほど広くはないものの、そこはアイドル。人並みよりはしっかりとした大きなマンションに一人暮らしをしている。
何故、飲み屋ではなく安田の家になったのかというと理由は単純。シラフで話したいことだから、だそうだ。村上の家という発案もあったが、現恋人である横山がいたら話しずらい、と躊躇ったのだった。安田は本人がいないのに勝手に普通部屋に居るかと疑問に思ったが、村上を溺愛をしている横山ならやりかねないなと村上の言葉を呑み、快く、俺の家でもえぇなら。と承諾したのだった。
2人は部屋に入ると、村上は服やらカバンやらを置きリビングにあるガラス製のテーブルの側にある白いソファに腰を下ろした。
｢信ちゃん、お茶かなんか飲む？｣
｢んー…水もらうわ。｣
｢はーい｣
台所に入っていった安田の姿を目で追いながら、見えなくなると村上はおもむろに部屋を見渡した。
白が主だが、やはりメンバー１のおしゃれ番長。色鮮やかな部分もありつつ、年相応な落ち着いた雰囲気とギターが置いてあったりと男らしい部屋で、安田の家に行くのが初めてだった村上はその部屋の造りに多少ながら驚きと関心を覚えた。
｢はい、どーぞ。｣
｢おーきに。｣
｢で、話って？｣
｢なんや、エラい上からとゆーか、男前な面しとるやんけ｣
｢だってーなんか、信ちゃんの今の顔、子犬みたいやもん。守りたくなってくる。｣
｢あっ…そ…｣
普段メンバー全員には見せない男な安田に少し見直し、かっこいいと村上は思った。
と、同時に年下でもコイツに頼っといて良かったかもとも。
｢他には漏らさんでくれたらありがたいんやけどな…俺、ヨコと別れたいねん。｣
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夢香(プロフ) - すごく続き気になります！お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！楽しみにしてます (2018年2月4日 1時) (
レス) id: dbf0f991b5 (このIDを非表示/違反報告)
雛らびゅ - うわぁぁ、ヨコ怖い笑でもそんなドロドロ話、楽しみにしてます(●´ω｀●) (2017年8月3日 0時) (レス) id: aa234cba68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき | 作成日時：2017年8月3日 0時
