優しさ ページ21
安田side
偶然遭遇！なんて運命、
今になってめっさ恨むわ。
横ちょ…いや、横山裕…。
なんでそんな平気な顔して俺の名前を呼べるん…？信ちゃんがそっち側にいる余裕？それともうっかり番組で自分の悪人面が映されないように、私情を押し殺すために、わざと明るく振舞ってるん？
｢いやー、偶然やなぁ！さっき、何乗ったん？｣
渋やんが俺に対して気軽に問いかけてきた。
｢ビックサンダーマウンテンやねん。
亮とマルがめっちゃビビってて面白かったんやで！うわぁぁ！とか、亮なんか挙句の果てには目ぇつぶりながら、オカンごめんなさいー！って｣
なんとかさっきあった面白話で自分の感情を誤魔化して、周りの雰囲気を良くしようと思った。亮とマルの話はホンマやし、おもろかったのもホンマやで？
ただ、アンタさえ見なければ楽しいままやったのにって話しやから。
｢ちょ、章ちゃん！！やめてぇ！！｣
｢ヤス、優しくない！！ヤスやって、大倉の腕にしがみついて目、つぶってたやんかぁ！！｣
ありゃ、怒られてしもうた。
大倉のそれに関してはわざとやけどな。
大倉にマルへの告白協力してほしい言われたし。
それにまんまとマルも気付いてるし。
頑張れ大倉！マルにもう…二押しやな！
｢ふふ、すまんなぁ〜、って、信ちゃん、どうしたん？｣
なんとなくを装って、さっきからずっと気になってた信ちゃんを見たら、何でか…
横ちょの背中に隠れとった。
スタッフも流石にいつものスキンシップより様子がおかしいからか、撮影を一旦ストップした。スタッフさんが、横ちょに何かを言ってた。その間も信ちゃんはずっと、横ちょから離れなくて、服の裾をきゅっと掴んだままだった。
｢信ちゃ…信五。どうしたん？｣
横ちょが近くにいるのはわかっててあえて、いつも俺がプライベートで呼んでる名前で信ちゃんにそっと近寄って、呼びかける。
｢ヤス…。すまん…ロケ止めてしもうて。｣
｢そんなん、気にせんくてえぇよ？
ただ、理由を話してや。どうしたん？｣
｢俺……｣
次に信五の口から出た言葉に俺は言葉を失くした。
頭が真っ白になった。
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夢香(プロフ) - すごく続き気になります！お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！楽しみにしてます (2018年2月4日 1時) (
レス) id: dbf0f991b5 (このIDを非表示/違反報告)
雛らびゅ - うわぁぁ、ヨコ怖い笑でもそんなドロドロ話、楽しみにしてます(●´ω｀●) (2017年8月3日 0時) (レス) id: aa234cba68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき | 作成日時：2017年8月3日 0時
