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翔｢ねえ、いっちゃん｣
｢嫌です、｣
翔｢まだ何にも言ってないじゃん｣
｢顔が言ってます｣
俺を飯に誘ってきた時と変わらない笑顔の翔吾さん。
正直何を話したいのか と凄く不安になる。
翔｢俺いっちゃんに聞きたいことがあってさ〜｣
｢翔吾さんの話、今回だけ聞かなかった事にするのはありですか？｣
翔｢なしです｣
俺に逃げ道は残されてなくて、今から何を聞かれるのだろうと余計不安になる。
あ、もしかして… とAの顔を思い浮かべる
問い詰められんのかなー、まさか翔吾さんに怒られたりする？！
色んな事が脳裏をよぎる。
翔｢いやあのさ…｣
話を切り出したと思いきや、モジモジとし出す翔吾さん。
逆にそんな事されるとこっちが気になる。
もう俺も腹をくくった、バレたならそれまでだ。
｢なんすか、話してくださいよ｣
翔｢…いっちゃんがそう言うなら、聞く。
いっちゃんてさ、陸さんとそういう関係？、｣
｢･･･え？｣
俺が予想してたものとは全然違くて、意外な質問を投げられた
｢どうしたらそうなりました？｣
翔｢陸さん最近いっちゃんに凄い絡みにいくから、何かあるのかなーって。いや、聞いたらいけないかなとも考えたよ？！｣
でもさ？！とアタフタする目の前の翔吾さんに、今の俺はついていけてない。
だって、メンバーとそういう関係になってると思われてるのがまず不思議で。
｢何故そうたどり着いたのかは分からないっす。でもそんな感じでいけば、俺北人さんや寛太くんとも仲いいっす｣
翔｢あ、そうか、そうだよね！｣
あははーと笑う翔吾さんを目の前に、未だに笑えない自分がいる。
翔｢ごめんいっちゃん、急に変な事言い出して｣
｢いや、大丈夫ですよ｣
本当にびっくりした、まさかそんな事を疑われる日が来るなんて思ってもみなくて。
おまけにメンバーが改まって言うから緊張と不安に駆られるし。
でも対した事じゃなくて、良かった。
翔｢いや、あとさもう一つあって｣
｢次はなんですか？｣
またろくな事じゃないだろう。
翔｢あのね、北｢お待たせ致しました｣
タイミング悪く料理が運ばれてきた。
｢なんでした？｣
翔｢いや、なんでもない｣
さ、食べよ？と結局話は流されてしまった。
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作者名：とん☆ | 作成日時：2019年6月13日 19時
