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慎｢樹さん、何かいい事ありました？｣
｢んえ？！なんで？｣
慎｢顔ニヤけてます。ていうかそんな驚かなくても笑｣
｢そんな顔に出てた？｣
慎｢がっつり。その反応は図星っすね｣
北｢樹は分かりやすいなー｣
慎｢え、もしかして…｣
｢まこっちゃんが思ってるような事はないから！｣
慎｢僕まだ何も言ってないんですけど…｣
今日は北人さんとまこっちゃんと3人で撮影。
休憩時間スマホを見ればAちゃん と書いてある通知。
この間ご飯行った以降、何故か毎日やり取りをしている。
内容は些細なことで、おはよう、おやすみ、なんて
送り合ってそれが最近の習慣になってきていた。
忙しくてなかなかお店に行けてないけど、
顔を出せる時は出すようにもなった。
北｢今日撮影終わったら行く？｣
｢あー、でも今日確かAちゃん休みっすよ｣
北｢なに、とうとう休みまで把握するようになったの？｣
｢いや、俺も丁度行こうと思って聞いたら休みって…｣
北｢うわー、同じ事考えてたのかよ、ここまで来るとちょっと気持ち悪いな｣
｢なんて事言うんすか、｣
北｢あ、休みなんだっけ？なら暇か聞いてみよー｣
そう言ってスマホを取り出すと文字を打ち始める。
よし、と送信ボタンを押すとまこっちゃんに話かけ出した。
北｢まこっちゃん今日暇？｣
慎｢あー、撮影終わったら壱馬さんの家行く予定です｣
北｢暇じゃないかー｣
慎｢どうしてですか？｣
北｢最近行きつけのお店があるんだけど、そこで働いてる子を今誘って夜ご飯でも行こっかなーって。因みに樹は決まってる｣
樹｢俺まだ何も言ってないんすけど｣
慎｢さっき話してた子ですか？｣
北｢そ、Aちゃんって言うんだけど俺のいちおし！｣
慎｢A…ちゃん…、俺はやめときます。すみません｣
Aちゃんの名前を出した途端顔が曇ったまこっちゃん。
俺の気のせいなのかな。
そう考えてるうちにスタッフさんに呼ばれた。
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作者名：とん☆ | 作成日時：2019年6月13日 19時
