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北｢樹ー、今日飯行かない？｣
｢北人さんすみません、今日はちょっと…｣
北｢あー、はいはい。分かったよ、じゃあお疲れ｣
陸｢え、樹なにあるのー？｣
北｢はい！陸さん、飯行きましょ！！ね！！｣
｢じゃあお疲れ様です！｣
本日の仕事も終え、一番に事務所を出る。
ちょっと危なかったけど、北人さんが無理矢理話を変えてくれたお陰で無事に出てこれた。
人は楽しみや嬉しい事があると、一日の仕事や学業も頑張れる。
そして帰る時には足取りも軽くなるし、笑顔になる。
そう、きっと今俺は周りから見たら気持ち悪いくらい笑顔だろうな。
でもまだ家に辿り着かない、注意深くいないと。
｢あ、そうだ｣
家にたどり着く前にコンビニに寄ろう。
そしてプリンを二つ、買って帰ろ。
(ありがとうございました〜)
コンビニの袋を見て、また頬が緩む。
早く帰ろう、そう思って少し小走りをする。
ー ｶﾞﾁｬｯ
｢ただい…『樹おかえりー！！！』
廊下をドタバタ走ってきて飛びついてきたこの子、
そうです、俺の一番愛しい人です。
そして、俺の秘密です。
ー
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作者名：とん☆ | 作成日時：2019年6月13日 19時
