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ページ2

ピッ

陣「樹か?!無事か?!」

樹「はい。今、解除します。」

インターホンで話してる樹。

机の上に置いてあった樹のスマホが鳴ったので邪魔してはと思ったけど樹に渡した。

樹side

インターホンで陣さんと話してると陣さんの後ろでリキヤさんが外を気にしながらスマホをいじっていた。

どうしたのかと思っているとAが俺のスマホを渡して来た。

そこには

リキヤ『樹のマンションの前に男の人がいる。』

樹『え?』

リキヤ『もしかしたらAちゃんたちを尾行したのかも。』

樹『それは気づかなかったです。』

リキヤ『ここで俺たちが入ると完全に樹の部屋にAちゃん居ることバレるから
  今日はホテルに泊まろう。このマンション、裏口あるよな?』

樹『あります。』

リキヤ『だったら裏口から抜け出して○○ホテルに行って。
  さっき部屋取ったから。タクシーも呼んだから。』

樹『Aには話さない方がいいですよね?』

リキヤ『そうだな。余計に怖がらせるかもしれない。』

樹『念のためにと言って連れ出します。』

リキヤ『分かった。俺たちは帰ったフリしてホテルに向かう。』

樹『分かりました。』

リキヤさんとのLINEを終わらせAに

樹「元カレがAを探してるかもしれない。念のためホテルに移動しよう。」

怖がらせないように言った。

A「マースは?」

樹「何泊もしないし、翔平に頼むから大丈夫だよ。」

A「分かった。」

樹「一応、裏口から行こう。タクシーも呼んだし。」

A「うん・・・。」

それから俺たちは裏口から出て、すぐのところに止まってたタクシーに乗り込みホテルに向かった。

俺は咄嗟にマンションの表玄関を見ると1度だけ写真で見た事あるAの元カレが立っていた。

リキヤさんの言う通り尾行されてたんだ。

俺がドアの開く側で良かった。

しばらく走りホテルに到着するとリキヤさんたちが乗ってきて運転手さんに

リキヤ「このまま、ホテルの地下駐車場に向かって下さい。」

樹「チェックインは?」

陣「もう済ませたで。」

地下駐車場に行くと山彰さんが立っていた。

山彰さんはAとは高校の同級生だ。

タクシーから降りると

彰吾「ここは地下駐から部屋のフロアに直接行けるからな。」

リキヤさんが取ってくれたのは4階のエレベーターに近いところだ。

その隣に非常口もある。

俺たちは部屋に入った。

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作者名:rampage16love | 作成日時:2022年8月15日 16時

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