（０６）気づいた想い。ー０１ ページ26
昔から、混乱したり、自分の中で異常なことが起こると、周りのことが考えられなくなるくらい、人の何倍も混乱してしまう。
そういう性格だった。
大学生になってから、あまりそーゆーことはなくて、もうすっかり治ったもんだと思ってた。
人の何倍も混乱してしまうってのは、私的には好きじゃないとこだった。
周りにだって迷惑かけてしまうし、みんなにそんなところをみられたくなかったから。
だから治ったって思った時は本当に嬉しかった。
………けど、さっきまた、起こった。
相葉ちゃんのことが好きってのを、ハルと潤くんのお陰で知れたのはとっても感謝することなんだけど、そんなホヤホヤの二人の雰囲気を壊すようなことになってしまったことを、本当に申し訳なく思う。
「ごめんね、ハル……せっかくうまくいったのに」
ハル「いや、いいっていいって。それよりもう、落ち着いた？話聞いてもいい？」
「………うん……」
ハル「嫌なら、無理に話さなくていいからね？」
「……ごめん、今日はちょっと……自分の頭整理して落ち着かせたい……」
ごめん、ハル。
こんな時すぐに言ってすぐにハルを頼れたらなって、すごく思う。
いつまでも私に、信頼関係のある友達ができないのは、こーゆーとこがダメなんだ。
時には誰かに頼らず自分で解決する必要がある時だってあるけど、今はきっと、人に相談していい時。
そんな時にわかってても人を頼れないのは……やっぱり、昔からのせいなのかな。
ハル「……わかった。じゃあまた話したくなったら言ってね？いつでも聞くから」
ハルはそんな私を優しく受け入れてくれた。
そんな優しさに甘えてる自分が、とっても憎い。
ハルが私の部屋から出て行ってから、本当に相葉ちゃんのことが好きなのか、考える。
このあたりのことを全く知らない私に美味しいお店って言って2人で飲みに連れて言ってくれたり、2人で潤くんとハルをくっつけるための作戦を考えたり、
たしかに相葉ちゃんとは2人で過ごす時間は多い方かもしれない。
翔くんは大学が同じだから、ニノはこの家の家主さんだからって理由でよく話したりはするけれど、相葉ちゃんは……そんな理由なく良く話してた。
それはもしかしたら私が気づかない間に好きで、気づかない間に積極的に絡んでいたのかもしれない。
とりあえず今はこの気持ちを受け止めよう……
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ゆかり - 二ノ愛してる (2016年4月24日 12時) (
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作者名：ｍｉｏｎａ | 作成日時：2016年4月23日 23時
