シェアハウス時々、恋。２（ars）Nくん誕生日企画アリ。 (ページ22)

今日:8 hit、昨日:7 hit、合計:44,061 hit

ー０９ページ22

特に何事もないまま、夜ご飯を食べ終えた。

私とハルは普通でいることに必死で、みんなとの会話はなかなか続かなくて、逆におかしかったと思う。

私が今日なんか変ってゆーのはもう指摘され済みだし、別にいい。

ハルも変だって思われたって、潤くんに告白するってことを悟られなかったら別にいい。

食べ終わって洗い物をしてると、ハルが隣にやってきた。

「どうしたの？」

ハル「どうしたの？じゃないってー！もう私緊張しすぎておかしくなっちゃいそう」

いやいや、もう十分おかしくなってるよ、なんて冗談は今ハルには通用しなさそうだからやめた。笑

私は洗い物をする手を止めて、タオルで手を拭いて、充分に水分を取ってからハルの方を向いて、ハルの肩に手を置いた。

「大丈夫。潤くんがこの前勇気を出してハルに告白してくれたんだから。今度はハルの番だよ？ね？いつまでも受け身でいたら潤くんだって愛想つかしちゃうよ？」

ハル「A……」

「ハルならいけるよ！」

ハル「ありがとーーー！」

ちっちゃい声で気づかれないように話してたのに、ハルの大きなありがとうとゆー声と、私に勢いよく抱きついてきたもんだから、みんなにまた怪しまれ始める。

ハルの阿保！！！(笑)

なーんて、心の中で突っ込んだ。

たまには私だって、こーゆー時ぐらいいいことは言う。てか今のは結構いいこと言ったと思う。

「さ、私は洗い物全部やっちゃうから、終わったらいよいよ本番だよ？頑張るんだよ？」

ハル「うん！」

初めてここに来た日は、ハルがお姉ちゃんって感じで私に色々教えてくれたのに、今は私がお姉ちゃん気分だ。

下に妹がいたら、こんなだったのかな…いや、もっとケンカとかしてたかな。

お兄ちゃんは、私ってゆー妹がいても、何にも思わなかったのかな。

一度でも、遊びたいとか、思ったことはなかったのかな。

またこんなことを考え始めると、キリがないからやめて、ハルと潤くんが上手くいく妄想、ってゆーかシュミレーションってゆーか、何回もした。

私がこんなに念じて応援してるんだから、きっと上手くいく……はず。

その前に潤くんの気持ちが変わってなかったら、絶対に上手くいく！

あとは、……相葉ちゃんが潤くんに何か吹き込んで、その気にさせてくれてたらいいんだけど、果たして相葉ちゃんは作戦のこと私に話したけど、自分では覚えてるんだろうか。(笑)