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裕翔とダンスしてたら、お腹がすいて来た。

お腹が、ぐうってならないか心配になるくらい。
裕翔の肩に乗せた頭がぼーとして来るくらい。

ぼーとしながら、パーティーが続いてる室内を見ていたら、出入り口のドアが開いて・・・

新しい料理を持った給仕が数人、入って来て最後にコック服を来たシェフが入って来た。

そのシェフは、優雅な動きで料理が乗ったテーブルに近づくと、お皿にサーブをはじめた。

サーブした料理を渡す時に、にこりと微笑む。その横顔から目が離せない。

王子さまってゆうのは裕翔みたいなのだと思ってたけど。
だけど王冠もないコック服の王子さまがいるって初めて知った。

伊「ゆーとぉ」
中「んっ?」
伊「恋しちゃった」
中「はあっ!?えぇっ!?」

これは恋だ。
だって、ドキドキしててドキドキが止まらない。

背が高くてイケメンな裕翔が王子さまだと思ってたけど、俺だけの王子さまはあの人だ。

俺が見つめる先を確認した裕翔が、ため息をついて口を開いて、小さい声で何かをつぶやいた。

中「慧ちゃんが恋なんて寂しいけど、女の子に取られるよりは、まだ、ましか・・・」
伊「んっ?なあに?裕翔?」
中「なーんでもない。慧ちゃんが恋しちゃったみたいに、あの彼の事も慧ちゃんに恋させないと」
伊「どうしたらいいの?」
中「じーっと見つめるだけでいいんだよ」

裕翔のアドバイス通りに、じーっと見つめる。

見つめてる。

見つめてるけど。

ぐうぐう、ぐうぅ

なってるから。
なりまくってるから俺のお腹。

中「ぶははははっ。慧ちゃんはあの人が作った料理に恋してるんじゃない?」
伊「むうーっ。分かんないよぉ。初めてのドキドキだもん」

あの人を見ててなのか、お腹が盛大になるからなのか分からないけど、自分の顔が真っ赤になってるのは自覚がある。

ねぇ、こっち見て。










「慧くん!すっごくいい表情してた!オッケー!」

カメラマンさんが両手を頭の上にあげて、大きな丸を作った。俺は、現実世界に引き戻されたけど、ドキドキは続いてる。

あっ

山ちゃんが見てる。

あっ

俺に恋してる顔してる。

分かるよ。
ちゃーんと。

中「慧ちゃん、大人みたいな顔」
伊「んっ?」
中「愛されてる顔してる」
伊「ふふっ愛されてるもーん」

どこかの世界にいる俺と山ちゃんの恋もうまく行ったらいいなぁ。きっと、うまく行くよ。

だから、頑張って慧くん王子。

ほごしゃ(4.28)→←きゅーと(4.19)



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昨日(プロフ) - けーままさん» コメントありがとうございます!ゆーとの王子さまキャラ(おばか)は、永遠です😆 (4月29日 9時) (レス) id: 8e12f8e7ab (このIDを非表示/違反報告)
けーまま(プロフ) - 想像力豊かな慧ちゃんの妄想がかわいくてキュンキュンしました(*^^*) (4月20日 0時) (レス) @page15 id: 3a21aa44cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:昨日 | 作成日時:2024年3月21日 9時

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