検索窓
今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:27,139 hit

3 ページ4





『凛最近冴と連絡取ってんの?』

凛「...クソ兄貴のことはどうでもいいだろ」

『もー...ほんと素直じゃないね』

凛「うるせぇ」


私の幼なじみである糸師冴と糸師凛は、あの雪の降る日に大喧嘩したらしい。その現場を見たわけでもないし2人ともあんまり話したくなさそうだったから深くは知らないので事情はあんまりわかんないけど、昔の2人の仲の良さからは想像できないくらい兄弟仲がいびつなものになってしまったのだ。


なにか伝えたいことがあれば2人とも私を経由してくるから、そろそろウザい。連絡くらい自分たちで取って欲しいんだけど...


凛「おい」

『なに?』

凛「俺といるときは俺のことだけ考えてろよ」


ムッとした顔で少女漫画のヒーロー顔負けのセリフをつぶやく凛に思わずため息が漏れる。

この男、たまにとんでもない言葉をぶち込んでくるからとても心臓に悪い。
しかも自覚ナシなのが本当にタチが悪い。



校舎をぬけ、だだっ広いグラウンドに着いたため、手を離して凛を部活に送りだす。


『じゃ、部活頑張ってね!私は晩ご飯の買い出し行ってくるから』

凛「ん」



口が悪かったりすぐ態度に出やすい凛だけど、根は弟気質なところがあるから、頭を撫でられるのが好きらしい。
いつの間にか凛と別れる時は頭を撫でる習慣がついていたくらいだ。
わしわしと頭を撫でてやると、凛は満足したらしく部室へと向かって行った。

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
360人がお気に入り
設定タグ:ブルーロック , 糸師凛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夜宵 - 未だ楽しみ.... (8月10日 22時) (レス) @page2 id: e63954e689 (このIDを非表示/違反報告)
ほえお(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2023年5月7日 13時) (レス) id: 2b867f4938 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:茶茶。 | 作成日時:2023年3月17日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。