��エラスムスによれば 「酒の中に真理あり」とのことですが やはりボディガードはイケメンで有るべきでしょうか ページ15
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「……もしもし、私だけど…うん、そう。
よく分かってるー。
えっとね、ほらこの間の鍋のお店。
うん、はあい。」
赤い顔で短い電話を終えたAは
またにこにこと喋り始める。
30分ほどして、個室に見知った顔が入ってきた。
「あ、りょちゃん来た」
「すいません、ほんまいつも」
え。
今度は亮か。
「A飲み過ぎやで」
「いいじゃん、りょうちゃん迎えに来てくれるし」
「たまたま暇やっただけやって」
「じゃあ監督のことよろしく」
「ご迷惑おかけしました。
…ほらA、車乗るで」
見事にAは亮に回収されていった。
「すばる…さん」
「なんや」
「あの人は、」
「彼氏…やろ」
「そうなん？」
「いや知らんけど。」
「……なんで亮なんやろ」
「彼氏かどうかは知らへんけど、
こうやって遅なったら迎えに来はるで。
勝手に監督の男やと思うてたけど、」
「何者なんですかね」
「幼馴染とかなんとか
言うてたような気もするけど。
いつか本人に聞けばええやろ」
とにかく混乱する俺を見て
すばるは何か勘違いした。
「まあ、まだ
チャンスがない訳やないとは思うで。」
俺の目標としてはAと俺が
元の世界に帰ることで
別にAを口説くことと違うんやけど。
そんなこと言えるわけもない。
にしたって、このグループは凄いな。
違う世界やのに、繋がってる。
このまま行ったら
全員と会うてしまうかもしらん。
軽くパニックや。
Aが写真家で映画監督で、
その映画にすばるが出て、
Aの幼馴染が亮で。
濃い。
そもそもどうやったら、Aに
元の世界のことを思い出してもらえるのか。
そもそもどうやったら
俺達は向こうに帰れるのか。
そもそも誰がこんなことを。
見切り発車の潜入調査に疲れてしまった。
「no8…」
『お呼びでスか』
「さっき、見てたやろ」
『にしきどさんのことでスね？』
「あれもダッシュの付く亮なん？
俺とかAみたいに
あっちから来たとかないの？
まあ、それはすばるもやけど」
『よこやまさんとAさんのデータだけでス。
改ざんの跡が見られるのは。』
こっちの俺の車を勝手に使いながら、no8と話す。
「もう嫌やな、ほんま帰れるんかな」
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ひるた(プロフ) - このような文章形態のお話、大好きです。首を長くして更新を待っております。文章がもう…ド性癖です。なにかの作品の影響を受けられたのでしょうか…？ (2023年1月16日 2時) (
レス) id: d618c40589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2020年2月12日 21時
