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そのまま固まること3秒後。
『ごっごめん！それは私が片付けるから袋入れたままで大丈夫、ありがとね！！』
「お、おう！そうか、わかった！」
ぐえ、勢いよく起き上がるんじゃなかった。
この反応を見るにそういう事情についての知識は一応ありそうだ。彼女いないとか言ってたけど元カノさんとかで経験あったのかな。
「あの、あんまり女に直接言うもんじゃねェのかもしんねーけどさ、今日、えと…具合悪ィのか？」
『…うん。知ってんだね、ちょっと意外』
「昔ナースに余計なこと言ってぶちギレられた時にマルコに教えてもらった」
『…ァ、そう』
ちゃんと一度やらかしている辺りエースらしいな。
『ごめんね、だからもしかしたら当たりきつくなっちゃったりするかもしれない…ぼーっとしてたり…』
「俺の事なんか気にすんな！それより、腹痛ェか？俺なんかできることあるか？なんか作るか？」
『落ち着け落ち着け、薬飲んだからしばらくすれば動けるくらいにはなるからさ。そんな心配しなくて大丈夫だよ。夕飯はもうちょっと待って』
「夕飯なんていつでも大丈夫だ。なんなら俺が作ってやるよ」
『それは勘弁』
「どういう意味だ！」
そんなことしたら十中八九私の仕事が増えるじゃないか。
気持ちは嬉しいよ、嬉しいけどね。ちょっと今は自分の面倒見るので精一杯だ。
痛みがひいてから簡単なご飯をエースに手伝ってもらいつつ作り、軽く済ませた。
片付けはいつもの通り任せてシャワーを浴びてくると今日は俺が乾かしてやる、とソファに座らされた。今日は至れり尽くせりだな。ちょっと贅沢してる気分だ。
「これどう使うんだ？」
『あーそっか使ったことないのか。このスイッチで調節するの。これが冷風、上二つは温風で1番上がいちばん強い風圧になる』
「へェ…確かにいつもお前カチカチやってたな」
温風が濡れた髪に当てられかきあげるようにエースの指が触れる。手慣れないエースの手はやはり無骨だが、優しくて大きくて安心感がある。
いつの間にかその手に絆され微睡みの中に身を落としていたようだった。
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葵(プロフ) - めりーさん» めりー様コメントありがとうございます。全部ありがたいお言葉すぎて感涙です…！今後とも楽しんで読んでいただけるように頑張りますのでよろしくお願いします！ (2023年3月13日 9時) (
レス) @page32 id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
めりー(プロフ) - 続編行くんですねっ！😆✨とても大好きで読ませてもらってます！文才がすごくて憧れます😌🙏💫応援してます🔥ꉂꉂ📣 (2023年3月11日 22時) (レス) @page46 id: 4d1819db53 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ココナッツさん» ココ様！前作に引き続きコメントありがとうございます。笑っていただけて光栄です笑。これからの展開もぜひ楽しんでいただけると嬉しいです！今後ともよろしくお願いします。 (2023年2月26日 7時) (レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 十六夜紅葉@斎藤一推しさん» 十六夜紅葉様コメントありがとうございます。応援とても励みになります。これからもよろしくお願い致します！ (2023年2月26日 7時) (レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - 葵様こんばんは。新作早速一気読みしてしまいました´`* 私5話の｢あ。結構馬鹿だ、この人。｣が好きすぎてつい笑ってしまいました(笑) 夢主さんとトリップしたエースさんのこれからが楽しみで仕方ありません…!! 今作も応援してます (2023年2月25日 23時) (レス) @page5 id: a1f85287cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2023年2月23日 12時
