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こんな時間に空いている衣料品売り場などもはやコンビニだけだ。
女が1人で男性用の下着買うのはなかなか抵抗があったが仕方ない。まぁコンビニなんて高いし滅多に使わないから良いだろう。
十数分で家には戻れた。まだ彼は風呂に居るようだ。
服どうしよう…高校の体操着でいっか。オーバーサイズで私にはちょっと大きめだったし。
『エースさん、替えの服とタオル置いておくんで上がったら使ってください』
「お、おう。ありがとな」
987、988、989、990…
ぶつぶつと数字を数える声が聞こえてきて何の呪文かと思ったら、そういえば1000数えろって言ったっけ。素直かよ。
ガシャン、と扉が開く音がしてそろそろ上がってくるなーと自分も風呂に入る支度をする。さすがに2月の夜、雨に打たれたままではさすがに凍えてしまう。
「A、風呂上がったぞ。ありがとな」
『あーいえ、大丈夫うわぁぁぁあ！？
服着ろ服！何のために置いたと思ってんですか！』
「だってこれ小さくてよ」
『文句言わないでください！体冷えちゃうでしょうが！160ちょいの女があなたみたいな大男に合う服なんて持ってるわけないでしょ！！』
下は辛うじてつんつるてんのジャージを履いてくれてはいるが、上は堂々と立派な筋肉を晒してでてきたエースさん。出会った時からそうだけど彼はなんだ、裸じゃないとダメなのか？
その後無理矢理着せてみたが丈が全くあってなくて爆笑してしまいエースさんに怒られた。それはごめん。
髪乾かしといてくださいね、とドライヤーを渡すも何だこれ、ピストルか？と色んな角度から見始めたのでその場に強制的に座らせた。こういうところでやはり彼は別世界の人なんだと実感する。
美容師さんじゃあるまいし、人の髪を乾かすなんて経験は無い。
だが彼の少し癖があるがサラサラとした髪質は乾いていくと手に馴染んできて新鮮だった。
当の本人はうつらうつらと船を漕ぎ始めそうだったので何も言わずにそのままブランケットをかけておいた。
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葵(プロフ) - めりーさん» めりー様コメントありがとうございます。全部ありがたいお言葉すぎて感涙です…！今後とも楽しんで読んでいただけるように頑張りますのでよろしくお願いします！ (2023年3月13日 9時) (
レス) @page32 id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
めりー(プロフ) - 続編行くんですねっ！😆✨とても大好きで読ませてもらってます！文才がすごくて憧れます😌🙏💫応援してます🔥ꉂꉂ📣 (2023年3月11日 22時) (レス) @page46 id: 4d1819db53 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ココナッツさん» ココ様！前作に引き続きコメントありがとうございます。笑っていただけて光栄です笑。これからの展開もぜひ楽しんでいただけると嬉しいです！今後ともよろしくお願いします。 (2023年2月26日 7時) (レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 十六夜紅葉@斎藤一推しさん» 十六夜紅葉様コメントありがとうございます。応援とても励みになります。これからもよろしくお願い致します！ (2023年2月26日 7時) (レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - 葵様こんばんは。新作早速一気読みしてしまいました´`* 私5話の｢あ。結構馬鹿だ、この人。｣が好きすぎてつい笑ってしまいました(笑) 夢主さんとトリップしたエースさんのこれからが楽しみで仕方ありません…!! 今作も応援してます (2023年2月25日 23時) (レス) @page5 id: a1f85287cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2023年2月23日 12時
