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戦争の後のハンコックの話も聞いて驚いた。
ルフィは今すぐ近くの無人島であのシルバーズ・レイリーの修行を受けているらしい。
あの子はやはり大物だ。
でも確かに16点鐘事件の時も同行したって新聞に載ってたっけ…ルフィが生きてるってことで頭がいっぱいだった。
「ルフィもそなたも辛かったであろうに…よくぞ生き抜いてくれたのう」
『生きたかったわけじゃないけど、今も生きたいわけじゃないけど…
こんな私でも生きて欲しいと思ってくれる人がいて、生きててくれてありがとうって言ってくれる人がいる。
だからまだ、もう少しだけ生きてみることにしたの』
「アイリン。
妾もそのひとりじゃ、そなたには生きていて欲しい。忘れるでないぞ」
『……うん…ッありがとう、ハンコック。
…よし、せっかくの女子会だもん。重い話はこのくらいにして女子会トーク、しよ！』
「じょ、女子会トーク…とは何を話すのだ…？」
『そりゃ勿論……恋バナ♡』
「こ、こここいッ……ば、な…！！」
『さ、ルフィのどこが好きか聞かせてもらおうかなァ？』
「そ、それは、その…じゃな……」
きゃーっと顔を真っ赤にさせるハンコックは本当に素直で可愛くてニヤける。
七武海、海賊女帝と恐れられる彼女のこんな姿を一体どのくらいの人間が知っているのだろう。私より年上だが恋に恋する同級生のように思える。
「な、なんと言うか…全てが尊いのじゃ、あの方の全部が妾の胸を締め付けるのじゃ…！」
『ベタ惚れだ。きっかけは？』
「る、ルフィは…」
2人の馴れ初め…というか女ヶ島であったことを聞くとハンコックが惚れた理由もわかった。
そしてハンコックの気持ちも私にはよくわかった。
ドレイとしての傷は一生消えない。紋様はもちろん、心の傷は尚更。それを真正面から受け入れてくれることがどれだけ私たちの心を救うことか。
ルフィもちゃんと曲がらないで成長してくれたことを実感して胸が温かくなった。
『そうだったんだ…あの子は色恋に疎いし、馬鹿だから迷惑もいっぱいかけたでしょう、ごめんね』
「何一つ迷惑なものか！妾はあの方のためなら出来ぬことなどない！」
健気だなぁ。
ルフィは何考えてるか分からない節があるが、こうも純真なハンコックを見ているといつか報われて欲しいなぁと思う。
でももしかしたらあの男はその無自覚な優しさでほかの女の子も虜にしているのかもしれない。実に罪な男だ。
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葵(プロフ) - ココナッツさん» とりかごも読んでいただいたんですね！嬉しい限りです！今後とも感動できるお話を届けていきたいと思っておりますのでこちらの続編も楽しみにしていただけると幸いです。応援のコメント本当に励みになります！ありがとうございます！！ (2023年2月7日 21時) (
レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - 葵さん» お返事ありがとうございますっ 止まらない涙で文字を読むのに時間がかかりましたが…何度でも読み返せます。 今日鳥籠の方も拝読しましたっどちらも良いですね…私の涙腺が大変なことになってます笑笑 更新大変かとは思いますが、楽しみにお待ちしております！ (2023年2月2日 23時) (レス) @page33 id: a1f85287cc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ココナッツさん» ココナッツ様コメントありがとうございます。大分長い作品なのに一気読みしていただいてありがとうございます！私も泣きながら書いていたので泣いていただけて嬉しいです！今後の展開も楽しみにしていただけたらなと思います！ (2023年2月2日 20時) (レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ワンピース大好きで、作者さんの作品を見つけた瞬間3日間ほどで一気読みしてしまいました笑 後半は泣きながら読みました…辛いけど私も夢主さんが生きててくれて嬉しいです…！ これからの行く末がとても気になります。更新大変だとは思いますが、応援してます！ (2023年1月31日 13時) (レス) @page26 id: 160792ee1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2023年1月24日 15時
