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ガチャン
イゾウとマルコとご飯を食べている時、ふたりが同時にスプーンを落としたのは私の言葉が原因だった。
「い、今なんて」
『だから、しばらくまた1人で旅をしてくるって言ったの』
「何言ってんだよい！
もうお前はあの頃とは、違うんだよい。少しの無茶が命取りになる。少なくとも俺たちのどちらかが着いていくべきだよい」
「マルコの言う通りだ。もうだいぶその生活にも慣れて1人でできないことも減っただろうが航海となったら話は別だ。危険すぎる」
当然の反応と言えば当然。
でもきっとふたりが危惧してるのはそれだけじゃない。
『…私が勝手に死のうとするんじゃないかって心配なんでしょ』
図星の彼らは押し黙る。
彼らはこの数ヶ月私を1人にするのを嫌がった。どこかに行く時も何かをする時もできる限り私が何も言わない限りはどちらかがそばに居た。
初めてエースたちのところに行った日はどうしても一人で行きたいと折れてもらったのだ。まぁ、サボと話しながらも後ろに気配は感じていたけど。
『聞いてたでしょ、私はもう少し生きてみるって決めたの。ちゃんと帰ってくるよ』
「気づいてたのか」
『あんな心配オーラ出されて気づかない方がおかしいでしょ。サボもなんか睨まれてるんだけどって困ってたんだから』
「それは悪かったと思ってる。だが知らねェ男と話してたんだ、警戒もするだろう」
『……ま、そんな殺気向けられて気づかないわけないでしょって話よ。ってそんな事はいいの。
行かせて、お願い。やりたいことがあるの』
「…俺たちがいちゃダメってのか？」
『……だめ』
「それが分からねェんだよい。なぜひとりじゃなきゃいけねェんだ」
『それは……ふたりが、男の人だから…』
「「は？」」
『とにかく！もう日取りも決まってるから行く！』
「「はぁぁぁ！？」」
昔よりずっと手荒に強引に飛び出してしまったが許して欲しい。
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葵(プロフ) - ココナッツさん» とりかごも読んでいただいたんですね！嬉しい限りです！今後とも感動できるお話を届けていきたいと思っておりますのでこちらの続編も楽しみにしていただけると幸いです。応援のコメント本当に励みになります！ありがとうございます！！ (2023年2月7日 21時) (
レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - 葵さん» お返事ありがとうございますっ 止まらない涙で文字を読むのに時間がかかりましたが…何度でも読み返せます。 今日鳥籠の方も拝読しましたっどちらも良いですね…私の涙腺が大変なことになってます笑笑 更新大変かとは思いますが、楽しみにお待ちしております！ (2023年2月2日 23時) (レス) @page33 id: a1f85287cc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ココナッツさん» ココナッツ様コメントありがとうございます。大分長い作品なのに一気読みしていただいてありがとうございます！私も泣きながら書いていたので泣いていただけて嬉しいです！今後の展開も楽しみにしていただけたらなと思います！ (2023年2月2日 20時) (レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ワンピース大好きで、作者さんの作品を見つけた瞬間3日間ほどで一気読みしてしまいました笑 後半は泣きながら読みました…辛いけど私も夢主さんが生きててくれて嬉しいです…！ これからの行く末がとても気になります。更新大変だとは思いますが、応援してます！ (2023年1月31日 13時) (レス) @page26 id: 160792ee1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2023年1月24日 15時
