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『んおいしぃぃぃ！！』
「そっかぁ！よかった！！まだまだあるからいっぱい食えよー？」
結局昼間から私の歓迎の宴が始まった白ひげ海賊団。
私の好きな物をこれでもかと言うほど作ってくれるサッチさん。
正直さっき食べたばっかりだからそんなにお腹は減ってないのだけど。
「にしてもアイリン！お前3年で育ったなァ？見違えたぜ！ぜはははは！」
『んー？育ったのはそこだけじゃないけど？』
「…余計なとこまで育っちまったな」
私の体に目を落とすティーチに拳をチラつかせると少し残念そうしたので軽くデコピンした。
いっでぇ！と蹲っているが私は知らない。
『あ、私も飲みたい！』
「あ？お前酒なんか飲めんのかよい」
『私だってもうすぐ20！大人だもん！』
少し不安そうなマルコを押し切りお酒をもらうとカンパーイと飲み始めた。
ご飯にお酒にお土産話。酒も進んで、私の記憶はそこで終わっている。
＊
「お嬢、大丈夫か？水飲むか？」
『…いぞー…んぅ……』
「何がもう大人だよい。見事に酔っ払ってんじゃねェか」
フラフラと安定しない彼女を自分にもたれ掛けさせる。
3年前より育った身体、火照った頬にトロンとした目、以前にはなかったような色っぽさ。この女、一体今まで酒飲んだ時どうしていたというのだ。
こちら気など知ったことでは無いアイリンは俺の体をよじ登るように抱きつく。
３年経って女を感じさせるようになった妹に動揺を隠せないのは男として仕方の無いことだと思いたい。
かぷ
「！？」
「はっ！？」
モゾモゾと動いていたアイリンは俺の肩口に噛み付いてきた。
勿論特段痛い訳では無いが動揺していた上にさらにこんな事をされれば冷静でいられないのも無理は無い。
1度アイリンを引き剥がし、隣に座らせるが、今度は俺の手を掴んでは指を甘噛みし始める彼女。
「ちょ、アイリン…！？お前…」
はむ、と柔い唇と痛くない程度で甘く噛む歯、熱を持った舌。その全てが思考と体の動きを固めたように止める。
しばらく噛み続け、気が済んだのかいったん口を離した。
口から垂れた唾液を拭うその姿は昔とは違う妖艶さを放っていた。
「お、俺部屋戻るわ」
「俺も」
だが、アイリンの気はまだ済んでいなかったらしく俺の左手を抱き込むと腕を噛みだした。
最早完全にされるがままの俺はアイリンが寝るまでずっと至る所を噛みまくられたのだった。
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葵(プロフ) - ココナッツさん» とりかごも読んでいただいたんですね！嬉しい限りです！今後とも感動できるお話を届けていきたいと思っておりますのでこちらの続編も楽しみにしていただけると幸いです。応援のコメント本当に励みになります！ありがとうございます！！ (2023年2月7日 21時) (
レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - 葵さん» お返事ありがとうございますっ 止まらない涙で文字を読むのに時間がかかりましたが…何度でも読み返せます。 今日鳥籠の方も拝読しましたっどちらも良いですね…私の涙腺が大変なことになってます笑笑 更新大変かとは思いますが、楽しみにお待ちしております！ (2023年2月2日 23時) (レス) @page33 id: a1f85287cc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ココナッツさん» ココナッツ様コメントありがとうございます。大分長い作品なのに一気読みしていただいてありがとうございます！私も泣きながら書いていたので泣いていただけて嬉しいです！今後の展開も楽しみにしていただけたらなと思います！ (2023年2月2日 20時) (レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ワンピース大好きで、作者さんの作品を見つけた瞬間3日間ほどで一気読みしてしまいました笑 後半は泣きながら読みました…辛いけど私も夢主さんが生きててくれて嬉しいです…！ これからの行く末がとても気になります。更新大変だとは思いますが、応援してます！ (2023年1月31日 13時) (レス) @page26 id: 160792ee1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2023年1月24日 15時
