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ハートの名前を背負った動物のような彼らは買い出しした食料を抱えて歩いていた。
「あのキャプテンだぞ、女のひとりやふたり居てもおかしくねェよな」
「でも、キャプテンそういう話する時昔から好きなやつがいるって彼女がいるとは聞いてねェよ」
「もしかしてあの人が？」
「その人で！？」
きゃーっ！！
何やら気色悪い雰囲気で買い出しに出ていたシャチとペンギンが帰ってきた。
2人していったい何やってんだ。
「あ、キャプテン！買い出ししてたらキャプテンのこと探してる女がいたんです！」
「は？」
「俺たち途中まで付けてみたんですけど、途中で巻かれちまったみたいで見失っちゃって」
「あぁ、なるほどな。
それで逆に付けられてきたわけだな、お前ら」
「「え？？」」
右にかかった前髪でその顔の全ては見えないが切れ長で綺麗な目に通った鼻筋、美人の部類に入るであろうその女は気配なくペンギンたちの後ろを着いてきていた。
こいつらが気づかねェのも無理は無い。俺も姿が見えるまで気づけなかった。
「何者だ、てめェ」
どこかで見たことあるような、でもおそらくあったことの無い気配に警戒心が高まる。
え、やっぱり彼女じゃないの？とか頓珍漢なことを言っているシャチはとりあえずあとで斬る。
『警戒しないで、危害を加えるつもりなんてさらさらないの』
困ったように眉を下げ、左手を上げる彼女。女特有のソプラノ声が耳をくすぐる。
右手はどうやらないらしい。
『あなたが死の外科医、トラファルガー・ローで間違いない？』
「あぁ。で、お前は誰だ。俺に何の用だ」
『ま、この姿はあんまり知られてないし分からないか』
こうしたら分かると思うな、と彼女は上着のフードをおもむろに被る。
風にはためくそのフード。
その端にはこの海の海賊なら誰でも知ってる髑髏のマーク。
『はじめまして、私は元白ひげ海賊団、16番隊副隊長アイリンと申します。
トラファルガー・ローさん
私の弟を、ルフィを助けていただきありがとうございました』
女…もとい黒フードはもう一度フードをあげると俺に深深と頭を下げていた。
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葵(プロフ) - ココナッツさん» とりかごも読んでいただいたんですね！嬉しい限りです！今後とも感動できるお話を届けていきたいと思っておりますのでこちらの続編も楽しみにしていただけると幸いです。応援のコメント本当に励みになります！ありがとうございます！！ (2023年2月7日 21時) (
レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - 葵さん» お返事ありがとうございますっ 止まらない涙で文字を読むのに時間がかかりましたが…何度でも読み返せます。 今日鳥籠の方も拝読しましたっどちらも良いですね…私の涙腺が大変なことになってます笑笑 更新大変かとは思いますが、楽しみにお待ちしております！ (2023年2月2日 23時) (レス) @page33 id: a1f85287cc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ココナッツさん» ココナッツ様コメントありがとうございます。大分長い作品なのに一気読みしていただいてありがとうございます！私も泣きながら書いていたので泣いていただけて嬉しいです！今後の展開も楽しみにしていただけたらなと思います！ (2023年2月2日 20時) (レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ワンピース大好きで、作者さんの作品を見つけた瞬間3日間ほどで一気読みしてしまいました笑 後半は泣きながら読みました…辛いけど私も夢主さんが生きててくれて嬉しいです…！ これからの行く末がとても気になります。更新大変だとは思いますが、応援してます！ (2023年1月31日 13時) (レス) @page26 id: 160792ee1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2023年1月24日 15時
