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2回目の処刑執行をルフィが止めたことで海軍のルフィに対する警戒が強まった。
私も正直驚いた。
ルフィはいずれこの海の覇王になるのだから当然と言えば当然のこと。
「アイリン！無事か！！」
『イゾウさん！！』
「お前さん、血が…！」
『大丈夫！それよりルフィが作ってくれたこのチャンス、掴まなきゃ！』
「全く…うちの副隊長は無茶ばかりしやがる」
彼を含めた隊長たちと合流し、ルフィと処刑台を目指し走る。
前をルフィと共に走るイワちゃんの懐から誰か出てきたかと思うと地面をハサミでチョキチョキと斬りエースまでの架け橋を作ってみせた。
「お嬢はエースの弟と共に行け！ここは俺たちが引き受ける！」
『了解。ありがとう』
ルフィに打ち込まれた砲弾を隊長たちが防いだ。私は構うことなく真っ直ぐ走りルフィの目の前に立ち塞がった海兵を薙ぎ倒した。
「アイリン！！」
『ルフィ、あんたホントに人の言うこと聞かないんだから！！後であんたもひっぱたくから覚悟しときなさい』
「げ」
『ふ…とにかく今は前見て走りな、ばか』
「さぁ行くのよ！麦わらボーイ！！彼のことお願いね、お姉ちゃん！」
『ありがと、イワちゃん』
石の架け橋を駆け上がればそこにエースが待ってる。
やっと、ここまで来れた。
けど、最後の門番はルフィや私たちにとっては最強の砦で。
橋の下から突破って来たのは
「じいちゃん！！そこ退いてくれ！！」
「退くわけにいくか！わしは海軍中将じゃ」
『じいさん…！』
「ここを通りたくばわしを殺してでも通れ！！
麦わらのルフィ、アイリン
それがお前たちの、選んだ道じゃァ！！」
ガープのじいさんと初めて会ったのはエースを彼が連れてきた時。
口うるさく海兵になれとエースやルフィに怒鳴っていたが私にも例外ではなかった。
別に私は当時海賊になるつもりはなかったけど、海兵にもなるつもりはなかった。
それでも山で生活したり、治安の悪いグレイターミナルでも身を守れるようじいさんの特訓は幼少期から攫われるまではずっと受けていた。
私は弟たちのことをいうことを聞かないばかだと行ったけど、じいさんからしたら私も言うことを聞かないばかの一人だったんだと場違いにも今悟った。
自分を孫のように可愛がってくれた祖父を裏切るようなことをしてしまったのかもしれない。
この場で誰よりも辛かったのは、きっとガープのじいさんだったのかもしれない。
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葵(プロフ) - シベリア送りにすんぞさん» シベリア送りにすんぞ様ご指摘ありがとうございます。完全に見落としてました。修正しました！ (2022年12月28日 23時) (
レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - なこさん» なこ様前作に引き続きコメントありがとうございます！今後もきゅんきゅんしていただきつつ、頂上決戦の展開も楽しみにしていただけたらなと思います。これからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2022年12月28日 0時) (レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
シベリア送りにすんぞ(プロフ) - 素敵な作品のところすみません…オリジナルフラグたってます…！ (2022年12月27日 23時) (レス) id: 2d0c104609 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 続編突入おめでとうございます！２人のいちゃいちゃに、またしてもきゅん♡させて頂きました！！頂上決戦ということは、やはり原作と同じ流れになるのでしょうか…結末も含めて物語の展開に、楽しみにしつつ、これからも応援しながら読ませていただきます！！ (2022年12月27日 22時) (レス) @page3 id: 1d7515ff1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2022年12月27日 15時
