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戦況はやはり不利だった。
やはり多すぎる数というものは一筋縄ではいかない。
しかも海軍中将を始め手練の海兵が入り乱れるこの戦場では倒れていく仲間も多かった。
オーズの猛攻で巨人兵は減らせたものの多くの砲弾とゲッコーモリアの攻撃で彼もまたエースの前に力尽きてしまった。
私も武装色と刀で相手を斬り伏せ、薙ぎ倒しながらも途方に暮れそうになる人数の多さにため息が出た。
「アトモス隊長ッ！？」
「来るなァァ！お前らァァァ！！」
「どうしたんですッ」
「来るなッ！！」
13番隊隊長、水牛アトモス。
今にも部下達に斬りかかろうと振り上げられた剣を寸前で薙ぎ払った。
「ッアイリン！！」
『いつまでも座ってんな馬鹿。さっさと立て！
悪いけど自分たちの隊長は自分たちで何とかして、味方に構ってる暇ないよ。
アトモス！手合わせしてくれたときより随分弱い剣だね？
あんたの体はあんたにしか動かせない、無茶言うようだけど何とかしてよッ！！』
「ほんとに無茶言うぜお前！俺だってやりたくてやってる訳じゃ…！」
分かってる。そんなこと。
でもほんとに構ってる余裕は無い。
私は能力で不気味な笑みを浮かべるその男を宙に浮かび上がらせ、勢いよく地面にたたきつけた。
まだ状況の把握ができてないはずのその男の顔面をひねり潰すように掴むが彼の笑みは絶えることがなかった。
『おい、さっさとうちの仲間解放しろ』
そのまま頭を押さえつけ地面にめり込ませる。
気味の悪い表情しやがる…七武海、ドンキホーテ・ドフラミンゴ。
「あっ戻った！すまねェ！！助かった、」
『ッ！！』
「アイリンッ！！」
標的を私に変えたドフラミンゴは素早い糸をこちらに向けてきた。
こいつに時間を裂かれるのは面倒だけどこれを放置して被害が拡大する方がゴメンだ。しかたないか。
『私に構うな！目的を忘れないで！一刻も早くエースのところに走って！！』
処刑までの時間がまだあろうと敵の手中にエースがある以上時間との戦い。
できる限りの戦力をできる限り前に進めなくてはこちらに勝機はない。
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葵(プロフ) - シベリア送りにすんぞさん» シベリア送りにすんぞ様ご指摘ありがとうございます。完全に見落としてました。修正しました！ (2022年12月28日 23時) (
レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - なこさん» なこ様前作に引き続きコメントありがとうございます！今後もきゅんきゅんしていただきつつ、頂上決戦の展開も楽しみにしていただけたらなと思います。これからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2022年12月28日 0時) (レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
シベリア送りにすんぞ(プロフ) - 素敵な作品のところすみません…オリジナルフラグたってます…！ (2022年12月27日 23時) (レス) id: 2d0c104609 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 続編突入おめでとうございます！２人のいちゃいちゃに、またしてもきゅん♡させて頂きました！！頂上決戦ということは、やはり原作と同じ流れになるのでしょうか…結末も含めて物語の展開に、楽しみにしつつ、これからも応援しながら読ませていただきます！！ (2022年12月27日 22時) (レス) @page3 id: 1d7515ff1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2022年12月27日 15時
