ローと愉快な仲間たち ページ15
麦わらの一味が再開したのを見届けると私とローは麦わらくんに教えてもらった森に向かっていた。
ローの仲間の1人、ベポという子は白熊のミンク族でこの国出身なんだそうだ。今は海賊ということでネコマムシの旦那というこの国の偉い方が匿ってくれているそう。
いよいよローの仲間たちに会う、と思うと少し緊張する。
ローの首に回した手に少しだけ力が篭もる。
「…不安か？」
察したように一言だけ彼は聞いてきた。
人生のほとんどをドフラミンゴファミリーで過ごしてきた私にはファミリー以外の人間との付き合いはほとんど無かった。
あるとすれば潜入する組織の人間とかターゲットくらい。
どちらにせよ仲間などと呼べるような人間関係を作ったことは無い人生だった。
「大丈夫だ」
ビブルカードを見つめながらそういうローの言葉は確信的だった。
その言葉にふっと少しだけ力を抜いた時。
ガサガサっと音がして人影が1人2人とどんどん姿を現した。
何者！？と一瞬警戒したがローは全く警戒しているどころがむしろほっと息を着いていた。
もう一度彼らをよく見てみると同じ繋ぎを着ている。そしてそこに着いているエンブレムには見覚えが…
「キャプテーン！！！」
「来てくれたのかぁぁ！！」
ぼふっと勢いよくローに飛びついてきた白熊。
ちょ、ちょっと待って落ちそう…
「おいベポ！キャプテン誰か背負ってなかったか！？」
「え？わわわ！ごめんごめん！！」
なるほど、彼がビブルカードの主、ベポくんか。
誰か知らないが、助け舟を出してくれた方ありがとう。頭から落ちるところだった。
そして感動の再会を邪魔してしまい申し訳ない。
「キャプテンその子もしかして！」
「あぁ。こいつはアイリン、俺の恩人だ。俺の船に乗せる。異論ねェな？」
「「「「アイアイキャプテン！！ようこそアイリン！！」」」」
『よ、よろしく…』
ローが船長の海賊団と言うからてっきりもっと強面の絶対零度みたいな雰囲気かと勝手に思い込んでいたがなんともアットホーム。むしろロー以外は比較的みんなテンション高めでわいわいと活気のある人達だった。
「だから大丈夫っつっただろ？」
ニヤリと笑って私を背負い直すロー。
あらためて、いい仲間に恵まれてここまで来たんだなぁと思うとほっとした。
『うん、キャプテン』
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葵(プロフ) - 桜日和さん» 桜日和様コメントありがとうございます！どうくっつけるか迷いに迷いましたが無事2人を結ぶことが出来ました！今後ともこの作品をよろしくお願い致します！ (2023年1月10日 14時) (
レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
桜日和 - コメント失礼します。おめでとう。彼女ちゃん。ロー。 (2023年1月7日 11時) (レス) @page36 id: ae0b8a4349 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - つばめさん» コメント再びありがとうございます！他のキャラとも少しですが絡むエピソードは考えていますので今後もお楽しみいただけたらなと思います！お読みいただいてありがとうございます！！ (2023年1月2日 0時) (レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローさすがキャプテン最高 次も楽しみにしています ルフィ，キッド達も皆自由に動いてしまいますから彼女とロー他のクルー達が揃えばココだけは有る程作戦や指示に従える人達ですので他海賊記載は難しいかもですが頑張って下さい (2022年12月29日 11時) (レス) @page27 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - つばめさん» つばめ様前作に引き続きコメントありがとうございます！前作では戦闘シーンが多かったので今作では色んなキャラと絡ませたりローと彼女ちゃんの絡みが沢山かけたらなぁと思ってます。これからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2022年12月17日 16時) (レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2022年12月6日 10時
