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「そういえばアイリンはどこいったんだよい」
「あいつなら、お色直し中だ」
「はぁ？？なんだそれ？」
「そのうち分かるさ。宴のメインはまだこれからだってな」
「よくふぁかんねェこと言ふなイゾウふぁ」
「ものを食いながら喋んじゃねェよい！」
「うぉい！なんの話ししてんだー？」
「宴はまだまだこれからだって話しさ」
「ったりめェよォ！やっと俺っちも飲めるってんだすぐ終わっちゃ困るぜ」
「サッチ！！肉！！」
「やっと休めるんだから勘弁しろよ！残ってるやつでどうにかしろ！！」
真っ白い月明かりの下
カツン
カツン
電気の消えた船内から足音が聞こえた。
カツン
カツン
宴の中心にいる男どもには聞こえていないようだが端にいたイゾウたちの耳にはしかと届いていた。
ゆっくりと甲板に近づいてくるその足音。
薄暗くてよく見えなかったその姿が徐々に徐々に月の下に晒されていく。
「ッな！」
「よぃ…」
「ふっ…」
「ッ！！」
目を伏せたその姿、まさに天女の如く。
本人としてはただ慣れない履物に足元を見ていただけなのだが、あまりにも儚げでその美しい姿に男たちは卒倒しかけた。
その姿を1度見た事のあるイゾウですら髪と化粧を施された彼女は別人のように思えて息をするのを忘れたほどだ。
そんな彼女に惚れている男の反応はと言うと。
口に突っ込んだ肉を落とす勢いで口をあんぐりと開けてしまう。開いた口が塞がらないというのはまさにこの事だろう。
目の前に舞い降りた天女に気がおかしくなりそうだった。
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葵(プロフ) - なこさん» なこ様コメントありがとうございます！キュンしていただけて何よりです！エースとのお話、まだまだお届け出来ればなと思ってますのでこれからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2022年12月26日 8時) (
レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - いつも楽しませていただいております！！ついにヒロインがエースに想いを伝えて♡キュンさせて頂きました♡♡♡これからも応援しています！！ (2022年12月25日 22時) (レス) id: 1d7515ff1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2022年12月4日 17時
