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「おい、アイリン入るぞ……お邪魔しました」
『いやバカ、邪魔しろ！状況考えろ！！』
「いや考えた結果だろ」
『何考えてんの！なわけないでしょとにかく助けて』
「えぇぇ…無茶言うな。完全に出口ねェじゃん」
『だから困ってんだよッ！！』
まぁとりあえず、1回起きたんならそのうち起きるだろ、飯作ってくるわ、とそいつは無情にも私を放置して去っていった。
あの野郎…後で覚えとけよ…
さて、今度こそご飯ができるまで腹を括らねばならんか。
首をあげるとまた少し苦しそうなイゾウさんの顔。
シワのよってる眉間に指を当ててするりと撫でてみる。
『綺麗なお顔が台無しですよーって』
心做しか少しだけ緩んだような表情に胸がきゅっとなる。
いつもなら絶対こんなことしないイゾウさんなのに。相当弱ってんだなァ。
『いつもありがとね、イゾウさん』
イゾウさんが寒くないようにもう少しすり寄ってみる。熱が下がったとはいえまだ高い体温と彼の鼓動が心地よかった。
イゾウさん、私は弟に会えたよ。まだ1人だけど。
イゾウさんも弟さんに会えるまで、故郷に帰れるまでちゃんと生きなきゃね。
「おい、これなんだ」
「何ってお前そりゃ……天使だろ」
「じゃあここは天国かどっかか。あぁそうか」
ご飯を運んできた船員たちは身を寄せ合うようにして寝ている二人を見てそう話したという。
うちのトップ2は破壊力もトップクラスだと。
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葵(プロフ) - なこさん» なこ様コメントありがとうございます！キュンしていただけて何よりです！エースとのお話、まだまだお届け出来ればなと思ってますのでこれからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2022年12月26日 8時) (
レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - いつも楽しませていただいております！！ついにヒロインがエースに想いを伝えて♡キュンさせて頂きました♡♡♡これからも応援しています！！ (2022年12月25日 22時) (レス) id: 1d7515ff1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2022年12月4日 17時
