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『親父、疲れた？もう寝る？？』
「疲れちゃいねェよ。おめェこそ疲れてねェのか。俺と会った時フラフラだったろう」
『親父と喋ってたら元気出た！！ご飯も食べたし！親父とお酒飲めたし！！
今日はもう飲んじゃダメだけどまた飲もうね』
「あぁ、おめェならいつでも付き合うぜ。おめェに酌してもらった酒で死ねるならこれ以上ねェ幸せなんだがな」
『縁起でもないこと言わないでよ！
だめだよ、親父にはあと50年生きてもらうんだから』
「グララララ！そしたらおめェ、俺ァ本物のバケモンになっちまうだろうが」
『大丈夫！既にバケモンなんだから！』
「…言ってくれるじゃねェか」
『あーでも待って！50年後ってことは…あたし70！？
やっぱ無理！親父にそんな姿見られたくないぃ！！やっぱその前に死んどいて！』
「めちゃくちゃだなおめェは…それを言ったらその頃の俺ァもっと歳とったクソジジイだろうが」
『親父は親父だもん。いくつ歳とっても何歳になっても強くてかっこいい親父のままだからいーの』
親父はまた深く息を吐くと眉を下げてとても優しい顔をした。
大きな手のひらを私の体を支えるように支えると親指でそっと頭を撫でた。
「娘にそれを言われて喜ばねェ親父はいねェだろうな。ありがとよ。
でもそらァおめェにこそ言えることだろう。おめェこそ何年経とうが70のババアになろうが一生別嬪だろうよ」
『え？』
「グララララ！確かに、70になったおめェの姿も見てみてェもんだなァ」
『そ、そんなことないよ！絶対！女には賞味期限があるんだもん！！』
「あ？そんな言葉誰に教わったんだ」
『ナース長！』
「あのババア、変なこと教えやがって」
『ほらぁ！！』
親父と話しているとついつい時間を忘れてしまう。
同時に疲れも忘れてしまうが体が疲れていない訳では無い。
エースの告白のせいで十分に寝付けなかった昨日に始まり、海龍との戦闘、イゾウさんとの特訓、止まらない親父との会話。さらに満腹感とアルコールも入ればプツンとスイッチが切れてもおかしくない訳で。
いつの間にか私は親父の部屋で眠りについてしまったらしい。
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葵(プロフ) - なこさん» なこ様コメントありがとうございます！キュンしていただけて何よりです！エースとのお話、まだまだお届け出来ればなと思ってますのでこれからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2022年12月26日 8時) (
レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - いつも楽しませていただいております！！ついにヒロインがエースに想いを伝えて♡キュンさせて頂きました♡♡♡これからも応援しています！！ (2022年12月25日 22時) (レス) id: 1d7515ff1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2022年12月4日 17時
