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「ったく随分派手にやってくれたもんだ、お前ら」
「イゾウ隊長！俺らじゃねェっすよ！全部アイリンの仕業！！」
『はぁー？はい、じゃあもう知りませんッ！次何が来ても自分たちでどうにかしてくださいぁいッ！！』
「「「すみませんでしたァッ！！」」」
『ふふ…よろしい…！』
「よろしい、じゃねェよ。お前さんならもっと穏便にできただろうが」
『あだっ！だって船の火消すためにも一旦波に飲み込ませるのが手っ取り早いかなって思ったんですよう！この船そう簡単に沈まないし』
「1人死にかけてんだろうが」
『それに関しては返す言葉もねェです』
とにかく、てめェは後で俺が相手してやる。逃げんじゃねェぞ。
という稽古という名の死刑宣告を受けた私。
嘘でしょ。やりすぎたかもしれないけど一応船守ったんですけど。火も消したんですけど。
残念だったなとニヤニヤする16番隊の船員達。
くそ、オマエらなんか仲間じゃねェ！もう二度と助けてやんねェかんな！！
悲しみに涙を堪えているとゴホゴホとエースが意識を取り戻した。
『エース！ごめんね、うちの隊に私以外能力者なんて居ないから完全に油断しちゃって！！』
「う…アイリン…？」
『大丈夫？すぐ引きあげたからそんな水は飲んでないと思うけど気持ち悪いとこない？目に水入ってない？』
「あ、あぁ、大丈夫だ。相変わらず心配症だなお前」
『はぁぁ…よかったぁぁ…！ごめんねぇ！エース殺しちゃうとこだったよ焦ったァ〜〜〜！』
「アイリン、お前能力者だったのか」
『…そうだよ。私はポルポルの実を食べたポルターガイスト人間。このおばけの手や足を使って攻撃したり、怪奇現象を起こしたりすることが出来るの。
体力使うからあんまり使いたくないけどね』
「へぇ〜〜〜！アイリンも能力者になってたなんてな！しかもあんなに強いなんて正直ちょっと舐めてた」
『昔あたしに1度も勝ったことないくせによく舐められたもんだね？？またボコボコにしてあげよっか？？』
「ふっいいぜ！俺だってもう能力者！あの時とは違ェぜ？」
「……やり合うのは結構だがアイリン、お前さん俺の稽古つけてやるっつったの忘れてるわけじゃねェよなァ？」
『げ……い、いや！そんな訳ないじゃないですか！！
え、エース、勝負はまた今度ね…』
そしてそのまま私はイゾウさんに引き摺られ、日が暮れるまで稽古を受けさせられたのであった。
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葵(プロフ) - なこさん» なこ様コメントありがとうございます！キュンしていただけて何よりです！エースとのお話、まだまだお届け出来ればなと思ってますのでこれからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2022年12月26日 8時) (
レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - いつも楽しませていただいております！！ついにヒロインがエースに想いを伝えて♡キュンさせて頂きました♡♡♡これからも応援しています！！ (2022年12月25日 22時) (レス) id: 1d7515ff1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2022年12月4日 17時
