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「エース」
また鳥の鳴くような綺麗な声が聞こえた気がした。
最近あいつの夢を見ることが増えた。
夢の内容まで覚えてないけどあいつの優しい声に包まれるようなあったかい夢。
「うぐ……酒くっさ…」
だったはずなのに。
目が覚めると俺を下敷きに寝腐る大男ども。
どいつもこいつも昨日浴びるほど酒飲みやがったから酒臭い…のに、こいつら邪魔で動けねェ！ぶっ飛ばすぞ！我ながら俺はよくこんなんで寝てたな！？
「おめェらいつまで寝てんだよい」
「あ！お前！助けてくれ潰れる！！」
「げ…お前一晩この状態だったのか。すげェな」
この船の長男だというマルコに何とか救出してもらい、固まったからだを解すように腕を伸ばした。
辺りを見回すと昨日飲み散らかした残骸が残ってはいたが端に寄せられていたり、纏められたりしている。誰かが片付けてくれたのだろう、誰だかしらねェが面倒かけちまったな。
「そういえばお前、あいつにはあったのかよい？」
「は？あいつって誰だよ」
「その様子じゃまだ会ってねェな。お前昨日はずっと宴ん中だったか？」
「おう！目覚めは最悪だったが飯も酒も最高だった！！またやってくれよ！」
「おめェらのせいで食料がだいぶ無くなっちまった。しばらくやらねェよい」
「ちぇ…で、あいつって？」
「あ？あぁ、そのうちわかるよい」
「………？」
「ま、それより後片付けだよい！お前らが散らかしたんだ、責任もってちゃんと片付けろよい」
その後甲板にころがっていたクルーは全員マルコに叩き起され、二日酔いの中、後片付けに追われたのだった。
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葵(プロフ) - なこさん» なこ様コメントありがとうございます！キュンしていただけて何よりです！エースとのお話、まだまだお届け出来ればなと思ってますのでこれからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2022年12月26日 8時) (
レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - いつも楽しませていただいております！！ついにヒロインがエースに想いを伝えて♡キュンさせて頂きました♡♡♡これからも応援しています！！ (2022年12月25日 22時) (レス) id: 1d7515ff1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2022年12月4日 17時
