30.不思議な縁 ページ40
ドレスローザ
まだ激しい戦いの深い傷跡が残るこの国の瓦礫の中
車椅子を引く男と座らされた女、その横を歩くゴリラがいた。
『どうして私を外に…？』
「話したいことがあってな、あそこじゃ誰かに聞かれるかもしれん」
『…それはそうかもしれませんが』
だとしたらそれ今じゃなくてもよくないか…？
ドレスローザの町はやはり酷い有様だった。
町中建物という建物が破壊され、その残骸と地獄の糸を引いた跡がくっきり無惨に残されていた。
この壊滅的被害に対して人死にが少なかったことは奇跡としか言いようがない。
それもどれも、ローと麦わらの一味がもたらした結果であることはこの島にいる全員が身に染みて感じたことだろう。
おそらく、大将藤虎でさえも。
「さて、ここまで来れば大丈夫だろう。
何の話か検討は着いているか？」
『勿論です。その為に私は海軍に捕まったのですから。
まさか、捕まって2日後にお会いできるとは思ってませんでしたが。
センゴク元元帥』
「だろうな。
君のことはロシナンテに聞いていた。
とても頭が良くて優しい女の子だとな」
『やめてください、ロシーさんの買いかぶりです。
もう女の子なんて歳ではないですし。
ロシーさん、やはりあなたの部下だったんですね…』
「あぁ、そうだ。
話をするのはもう少し待て、まだ役者が1人足りん」
『役者…？』
「…来たか」
『え…』
3日前、最後に見た時はボロボロだったその体は白い包帯でちゃんと手当されている。
あの日目の前で切断された腕も無事に元に戻ったようだった。
もう、会うつもりはなかったのに。
海軍元元帥、センゴク
元王下七武海にして海賊、トラファルガー・ロー
そして元ドフラミンゴファミリー幹部の私
何の因果か絶対に交わらない線が1点に交わったようなメンツが揃った。
それはここにいる全員がドンキホーテ・ロシナンテという人間を愛し、知りたかったから、そのひとつに尽きた。
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葵(プロフ) - つばめさん» つばめ様コメントありがとうございます。続編でゾウ編やワノ国編も少し書けたらなと思っていますのでよろしければ今後ともこの作品をよろしくお願い致します！ (2022年12月6日 10時) (
レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 読んでいて楽しいです この後の彼らの絡みやゾウ編ワノ国百獣海賊との決戦編などいろいろ見たいです (2022年12月5日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 朔さん» 朔様コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです！今後ともこの作品を何卒よろしくお願いします！！ (2022年12月3日 8時) (レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - はじめまして！とてもおもしろいです！続きがすごく気になります！無理のないよう、これからも更新頑張ってください！応援してます^_^ (2022年12月3日 0時) (レス) @page41 id: e897ea96c1 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - うささん» うさ様コメントありがとうございます！とってもありがたいお言葉励みになります！今後ともこの作品をよろしくお願いします！ (2022年12月1日 8時) (レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2022年11月16日 19時
