第ニ章・ディスティニー、ベイリー ページ5
「あ、貝殻沢山……いいですね!」
「そう? 嬉しいー! 私貝殻大好きなのよねぇー!」
レイコが見て目を輝かせたのは、ドリーが集めていた貝殻。
ずらーっと綺麗に並んでいた。
「私も、貝殻すきです! キレイですし……」
「嬉しいわー! コレって、あれ? あ! ディスティニー!」
ドリーはくるくる泳ぎながら喜び、レイコは、意味を知らないようで、ディスティニー? と不思議そうにドリーの事を見る。
「そうだ、ドリー、クジラ語喋れるんだよねー! 見せてあげたらー?」
すると、ニモがニコニコしながら提案する。
ドリーは、良いわねソレ! と言って、 でぃすてぃにぃ〜〜! あそぼぉぉぉ〜よぉぉ〜 と、その“クジラ語”を遠くまで聞こえるような大きな、伸びている声で言う。
すると、ジンベイザメとシロイルカが、すごい勢いで泳いできた。
「わーい! やっほー!」
「ドリー! あれ、あれ? ハンクが二人?」
このメスのジンベイザメは、目が悪く、よく壁に突進してしまう。
なので、レイコのこともよく見えず、ハンクが二人いるようにみえてしまっているようだ。
オスのシロイルカの方は、世界最大のメガネ……エコロケーションをつかい、遠くのものがよく見える。
この二人は最高のコンビである。
レイコは、 はじめまして……と戸惑ったように言うと、ドリーが、この娘、でっかい凶暴かサメから逃げてきて、ここにきたのよ、と紹介する。
なので、レイコも、よろしくお願いします、私レイコです。 と照れながら言う。
すると、ジンベイザメは、へぇー! とよく見えないので近づいた、
わたし、ディスティニーよ、 よろしく! と元気に言うが、ぼんやりとしかみえず、挨拶したのはハンクの方で、オレはハンク! と若干怒ったようにいう。
だが、気にせずシロイルカの方もあいさつをする。ベイリーだよ、よろしく! すると、レイコはニコリと微笑み、はい! と元気に言ってみせた。
「ジンベイザメ。 世界最大のサメ。 だが性格はとても温厚でたべるのは小さいプランクトン。 あれ? なんでサメなのにクジラ語なんです……?」
その言葉に一瞬シーンとしたが、その空気をよんで、いや何でもないです! と前言撤回した。
「レイコは何で知ってるわね!」
「あ、いえいえ。」
ドリーなんてすごいんだろう。 空気読めないのかもしれないが、空気をまた明るくした。
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あついさかな - 面白いのに更新停止してるの勿体無い…! (7月2日 19時) (レス) @page7 id: 076f76ceae (このIDを非表示/違反報告)
たて笛戦士味官パフェ大佐ーもう無理無理〜(プロフ) - かぜなつさん» 応援ありがとうございます! そんなに応援されると更新頑張れちゃいます!(笑) これからも超絶めちゃくちゃ応援してください(笑) (2018年6月30日 9時) (レス) id: 35c93b046a (このIDを非表示/違反報告)
たて笛戦士味官パフェ大佐ーもう無理無理〜(プロフ) - ぺぺこさん» コメントありがとうございます! 応援してくださると、とてもやる気が出ます! これからも応援よろしくお願いいまします! (2018年6月30日 9時) (レス) id: 35c93b046a (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - 超絶めちゃくちゃ応援します!!! (2018年6月30日 7時) (レス) id: 054392ec5b (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺこ(プロフ) - 更新楽しみです、ひっそり応援してます〜 (2018年6月30日 0時) (レス) id: ed021568f2 (このIDを非表示/違反報告)
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