ないしょ ページ41
10:20梅田駅。
少し早めに着いた。
改札の前で丸山さんを待つ。
5分後、走りながらやってくる丸山さんが見えた。
手を振ると気づいたようで、はにかんだ笑顔が見えた。
丸山さん
「ごめーん
お待たせー！」
A
「おはようございます
間に合いましたね！」
丸山さん
「電話してくれて助かったー！
ほんまありがとうやで♡」
A
「はい、これ、朝食べてないでしょ？」
パンとコーヒーを渡した。
丸山さん
「うわぁ、ええのん？
ありがとぉ〜♡」
ホームのベンチに座って、私もコーヒーを飲んだ。
丸山さん
「あぁ、あったまるわぁ♡」
目尻が下がりまくってて、笑っちゃう。
丸山さん
「そういやさ、昨日もしかして、Aりんが連れて帰ってくれた？」
A
「そうですよぉ
やっぱり覚えてないー！笑」
丸山さん
「ごめんなぁ…
記憶ないねーん
あ！おれ変なことしてない？？？」
A
「変なこと…ではないけど…笑」
昨日の泥酔した丸山さんと、散らかった部屋を思い出して、ちょっと笑ってしまった。
丸山さん
「えっ、なになに！？」
A
「なんでもないです笑」
丸山さん
「なんやね〜ん
ひとりで笑ってんとおしえてーやぁ」
A
「ないしょー笑」
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作者名：キリンレモン | 作者ホームページ：https://www.instagram.com/eighter_amiami/?hl=ja
作成日時：2020年6月10日 17時
