生きてた ページ40
翌朝。
8時にセットした目覚ましで起きた。
カーテンを開けると、デート日和。
昨夜は丸山さんの事が気になりつつも、私も帰宅してすぐに寝てしまった。
ケータイを見ても丸山さんから連絡はない。
丸山さん無事かな？
まだ寝てるかなぁ。
一応電話してみよう。
プルルルル…。
出ない。
とりあえず用意だけ先しとこ。
シャワーして、朝食を食べた。
あ…何着て行こう？
結構歩くかなぁ。
丸山さんが好きそうな女の子らしい格好したいけど…
歩きやすいのがいいかなぁ。
昔、亮ちゃんと観光しに出かけた時、ヒールで行くと怒られた事があった。
歩けへんやろって。
それから男の人と出かける時には、靴には気を使うようになった。
なんでこんな日にも亮ちゃんを思い出すんやろう。
私の判断基準が亮ちゃんになってんのかな。
身支度を済ませ、もう一度丸山さんに電話してみた。
プルルルル…プルルルル…。
長めにコールする。
丸山さん
「Aりん！？」
A
「あ、出た！」
丸山さん
「ごめんっっっ！
今起きたっ！」
A
「あー良かった！
生きてた笑」
丸山さん
「あれ…？
おれ、昨日どうやって帰って来たんやろ…
ブツブツ…」
A
「丸山さん？
大丈夫ですか？」
丸山さん
「あっごめん！
もう9時半過ぎてるやん！
今からすぐ用意するわ！
絶対間に合わすから！！
またあとでな♡」
A
「はーい、気をつけてくださいねー」
大丈夫そうで良かった。
私ももう少ししたら出ようかな。
あー楽しみ♡
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作者名：キリンレモン | 作者ホームページ：https://www.instagram.com/eighter_amiami/?hl=ja
作成日時：2020年6月10日 17時
