タイミング ページ36
丸山さん
「あ…あのさ…仕事でもプライベートでも、おれのパートナーになってくれへんか？」
A
「パートナー？」
丸山さん
「要するに、Aりんにおれの彼女になって欲しいねん！
おれ本気やから！
Aりんの事、おれが幸せにしたいと思てる！
仕事以外でもずっと一緒にいて欲しいねん！
おれには特別な存在やねん
Aりん以外はもう考えられへんねん！」
一気に喋る丸山さん。
私の頭はパニック。
A
「あ、あの…」
昨日はたつ、今日は丸山さん。
なんで…？
嬉しいとか、そうじゃないとか、そんな気持ちよりも、なんで？って思ってしまった。
丸山さんが私のことを好きって言ってくれているのは嬉しい。
でもタイミングが…。
丸山さん
「びっくりするよな？
休みの日に家まで押しかけてごめんなぁ…
今から仕事行く前にどうしても言うておきたくなってん」
言葉に詰まり、困惑する私を見て、色々察知したのだろう、困ったように笑う丸山さん。
それを見て、申し訳ない気持ちになるけど、言葉が出てこない。
丸山さん
「よかったらまた返事聞かせてくれる？
急がへんから…」
A
「はい…」
丸山さん
「ごめんやで朝から呼び出して」
「あ、明日横山くんとこ行く件、大丈夫？
こんなん言うた後やけど…来てな？
奥さんもAりんに会えるの楽しみや言うてはったし」
A
「はい…行きますね」
丸山さん
「ほな明日、駅で！」
A
「分かりました
丸山さん今からお仕事ですか？
頑張ってください」
丸山さん
「ありがとう♡
また明日なぁ〜」
と手を振って丸山さんは歩き出した。
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作者名：キリンレモン | 作成日時：2020年5月24日 11時
