噂 ページ15
午後、いつものように安子と給湯室で休憩。
A
「さっきさぁ、総務行ったらなんかコソコソ言われてたわ
たつのことかな、やっぱ」
安子
「マジかぁ
安子もちょっとその噂聞いてん
Aには言わんとこうと思てたのに気づいたかぁ…」
A
「私なんて言われてんの？」
安子
「言うてええの？」
A
「二股とか、たつを弄んでるとかやろ、どうせ」
安子
「まぁ、そんな感じ
あの子が言いふらしてるんやろね
大人気ないわぁ」
A
「私そんなに恨まれてるんや…」
安子
「あとさ、Aが二日酔いやった日、資料室にたぁくんと一緒におった？」
A
「え…あぁ…おった…かも…？」
安子
「それもさぁ、誰かが2人が一緒に出てくるところ見てたらしくて更に噂がヒートアップしてるみたい」
A
「マジで…？
誰よ、見てたん」
安子
「それはわからへんけど…」
A
「たつは？
知ってんのかな？」
安子
「まだ知らんと思う」
A
「そっか」
安子
「そのうち噂もおさまると思うし、あんま気にせんとこ？」
A
「そうするー…」
って言ったものの、気にせんわけない。
なんか色々タイミングが悪い…。
いや、悪いのは私なのか…？
そんな悪いことした？
でも、このままやとたつにまで迷惑かけることになるかも。
私のせいで、たつの評判まで落ちるのは耐えられへん！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キリンレモン | 作成日時：2020年5月24日 11時
