覚えててくれたプリン ページ11
亮
「大丈夫やってぇ、そんなん！
今したいねん！」
A
「あかん」
亮
「なんやねん…」
A
「今はあかんの！」
亮
「今は？
今だけやな？
治ったらしてや？」
A
「あ…
ん…じゃあ治ったら…ね？」
亮
「約束やで？♡
ほんでお前、メシとかちゃんと食うてるかー？
アイスばっか食うとんちゃうやろな？」
A
「その通り！」
亮
「ちゃんと食えよぉ
何か買って来よか？」
A
「大丈夫！
食べ物はあるよ」
亮
「ほんまか？
あ、ほら、これお前が好きなプリン♡」
A
「わぁ、ありがとう！！」
覚えててくれたんや！
私の好きな洋菓子店のプリン。
今は移転して、昔とは違う場所にお店があるのに…。
わざわざ調べて買いに行ってくれたんかな？って思ったら、めちゃくちゃ感動してしまった。
亮ちゃん…大好き♡
亮
「俺も食いたいから入れてーや♡」
A
「うん、入ってー
でも移るから絶対離れててよ？」
亮
「そんなん言うなやぁ」
A
「なったらめっちゃしんどいでー？
もうA死ぬかと思ってんからぁ！
亮ちゃん絶対耐えられへんって笑」
亮
「そんなしんどいんやったら、言うてくれたら俺すぐ来たのに！」
A
「お仕事の邪魔したらあかんし…」
亮
「そんなんどうにでもなるやん」
A
「そうやけどさぁ
あ、なに飲む？
烏龍茶でいい？」
亮
「俺やるで
座っとき！」
A
「ありがとう」
亮ちゃんはキッチンへ行き、お茶を入れながら、気づいたようだ。
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作者名：キリンレモン | 作成日時：2020年5月24日 11時
