I to U ③ (ページ23)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:32,506 hit

噂が更に… ページ23

たつは相変わらず女子達に囲まれている。

私と同じテーブルの男性たちが、いつもあいつに全部持ってかれるわって話をしている。

お手洗いから戻ると、安子が私のテーブルに移動して来ていた。

安子

「A飲んでるぅ？

あっウーロン茶やん！

飲まへんの？」

A

「しばらくお酒いいねん」

安子

「ねぇねぇあそこ見て！

闇の丸山がおるよぉ笑」

安子は指を指して爆笑している。

安子

「今すば子先輩が丸山さん慰めてるわぁ」

A

「なんで？」

安子

「Aとたぁくんが付き合ってるって噂聞いたらしいよ

酔っ払いたちの中で更に話に尾ひれがついたみたいやねん

あんたら結婚することなってんでー笑

ほら、たぁくんの周りの子達もたぁくんに問い詰めてる！」

A

「帰っていいですか…」

安子

「もぉ逃げんとハッキリさせなぁ？

その気無いんやったら、そろそろたぁくんにちゃんと言わなあかんでぇ♡」

「たぁく～ん！

ちょっとこっちこっち！」

A

「何で今呼ぶねん

余計怪しまれるやん！」

安子

「ええからええから！

ちゃんと話して♡

ほなね！」

安子はウインクして去って行った。