今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:32,485 hit
小｜中｜大
振り向くとそこには ページ1
振り向くと丸山さんだった。
ポカーンと口が開いたまま突っ立っている。
くっついたままの私とたつも絶句。
一瞬凍りついたような空気になった。
丸山さん
「あっ…ごっ、ごめんっ！！」
丸山さんは急いで引き返し、ドアを閉めて出て行った。
ガシャンと閉まるドアの音で我に返った。
A
「ちょっとたつ、離して！」
忠義
「離さへーん」
A
「もぉ！丸山さん絶対勘違いしてるやん！」
忠義
「勘違いさせといたらええねん笑」
A
「はぁ…」
深いため息をつくと、やっと仕方なさそうに解放してくれた。
自分の部署に戻るかどうか迷う。
だって丸山さんと顔合わすの気まずすぎる…。
なんて説明しよう？
言い訳っぽくなるかな。
あーもう最悪！
どんな顔すればええんやろ…。
だけど、ずっとここにいるわけにはいかない。
もう午後の始業時間だ。
たつと資料室を出て、とぼとぼと自分の席に戻ると、丸山さんは見当たらない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キリンレモン | 作成日時：2020年5月24日 11時
