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驚き ページ15

伊沢さんとの出会いからちょうど1ヶ月
たまに電話したり、LINEでのやり取りは毎日してる
伊沢さんは恋愛禁止ってわけじゃないけど、やっぱり女の子のファンもたくさんいるわけで
だから公表しないでおこうっていうことになった


あ「遠いなああああああ」



友「なに、伊沢さん?」



あ「そう。なんか1番近い存在なはずなのになんか遠い」



今のわたしは本当に伊沢さんの彼女でいれているのかわからなくなってる
やっぱり実際会ってないと距離はなんとなくあいてる気がするし、だからといってわたしからは会いに行く暇もない
忙しい、それは向こうも同じだろう


でも東大王を中心とするクイズ番組やバラエティで活躍する彼をみてると、感心する反面遠く感じている


それにわたしの心の小ささも原因だ
伊沢さんのファンの方や共演者の方にさえやきもちを焼いてしまったり、もうそんな自分がいやだ


そんなことをぐるぐる考えてると毎日が過ぎて行く




あ「わがままかなあ」



友「いやぁ、恋ってそんなもんじゃない?」



あ「あ、今日、、、」



友「なに?」



あ「付き合って1ヶ月だったんだ、、、」



友「そっか、、、言わなくていいの?」



あ「そんなの考えさせてるあいだにいっぱいやらなきゃいけないことあるんだよ」



そうは言っても毎日会いたくて会いたくて仕方ない
今日だってなにか言ってくれるんじゃないかって期待してたけど結局いつもの会話だけ
しょっぱなからこんな調子でいいのかな、、、



あ「遅くなっちゃったなぁ、、、」



腕時計を見て呟いた
先生の足止めをいきなり食らって遅くなってしまった
もう7時を回っている
急いで校門へ向かうとそこに誰かいた


男の人、、、?


不思議に思ってじっと見ていると
その人がゆっくりこっちに歩いてくるのが見えた


伊「いた」



ちょうど雲間から差し込んだ月明かりでその人の顔がはっきりと見える
それは紛れもなくわたしが1番会いたかった人の顔だった


あ「なんで、、、?」



伊「え、今日なんの日か覚えてないの?」


ショックだなあと柔らかく笑う伊沢さん


あ「付き合って1ヶ月の日、ですか?」



伊「ぴんぽーん」


軽く拍手する伊沢さん
覚えててくれたんだ、、、



あ「忙しくなかったんですか?」


伊「今日は収録とクイノぐらい」


あ「余裕で忙しいじゃないですか」


おかしくて笑ってしまう


行こうかと言って歩き出す伊沢さんに、頰を緩ませながらついていく

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ひつぱん(プロフ) - フェアリーさん» フェアリーさんはじめまして!フェアリーさんも伊沢さんお好きなんですか?共感してくださる方がいて嬉しいです!ご期待に応えられるよう精一杯頑張ります 本当にありがとうございます!! (2018年4月25日 0時) (レス) id: 9b011717c8 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー - 初めまして!フェアリーです!この度は、ひつぱんさんの小説を読ませてもらいました!一言で言うと、とっても面白かったです!伊沢さん、かっこよすぎます!これからも、頑張って下さい!応援してます! (2018年4月24日 23時) (レス) id: fda461b06c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひつぱん | 作成日時:2018年4月17日 21時

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