愛しき人は檻の中__Fuma,Kento*2(続)

＊76＊(F) ページ8

風磨side







考えたくない。





けど、その可能性は充分ある。









仮に中島とAの熱愛報道が出たとする。





中島はこの間リリンさんとの熱愛報道がデマでも出てしまったし、






これでAとの熱愛報道が出れば、イメージダウンどころじゃ済まない。









中島の、Sexy Zoneのこれからも危ない。









しかも、それだけじゃない。





もし、俺の熱愛報道の写真と、中島の熱愛報道の写真を見比べられたりして、









相手が同一人物だとバレたら、、








Aの二股疑惑が浮上して……………









.









.









健人side





風磨の熱愛報道が出てからというもの、





Aとはなんだかんだ普通にしているし、





まあ、あっちは少し気まずそうだけど。








問題は風磨だ。




喧嘩してるっていうわけじゃないんだけど、





必要最低限話さなくなった。





完全ビジネスって感じ。









もちろん抱き合ってたとかキスとか許せないけど…






もう今更どうしようもないし。









こんなこと考えられるなんて


俺も少しは大人になれたかな…






なんて、な。









そんなことを考える今日はオフ。




Aは今仕事で、



Aがいないと本当つまんなくて、





適当に本を読んだりテレビ見たりして、午前中を過ごし、





やっとか午後。




もうすぐ帰ってくる。








早く会いたい、抱きしめたい









そんなことを思っていると、



テーブルの上で震えるスマホ





画面には『風磨』の二文字






電話なんて久々で珍しいから、



なんだか怖くて躊躇ったけど







電話までしてくるってことは





よほど大事な用件なんだろうから









渋々、通話ボタンを押す。







風磨 ｢中島っ！！！！｣





鼓膜破れるんじゃないかってぐらいのでかい声。






何事かと思ったけど、


冷静に話す。








健人 ｢……電話なんて久々じゃn((風磨 ｢同居今すぐやめろ！！｣









健人 ｢………は？なんだよいきなり……




もしかして、俺への腹いせかなんか((風磨 ｢んな事言ってる場合じゃねんだよ！！！｣


訳わかんなくて




腹が立ったけど、





尋常なほどの風磨の焦り。





どうも様子がおかしい。









次の言葉を聞いた途端、俺は絶句した。

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