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Aside
仲直りしてから、1年が経った夏。
私は変わらず畑仕事や海の家で働いている。
料理教室の仕事に戻ろうか迷ったけれど、
たくさんお世話になったこの町に、
彼氏と仲直りしたんで東京戻りまーすなんて
そんなこと絶対に出来ない。
それに毎日自然と触れ合える仕事も意外と好きなんだよね笑
小松先生ともちょくちょく連絡を取っていて、毎月、料理教室で使えるであろう野菜を送っている。
風磨は忙しいけど最低でも月2は必ず会うようにしてる。
今日は風磨がこっちに来てくれる日。
すごく楽しみ。
胸をわくわくさせていたら、
『おねーちゃん!ひさしぶり!』
この子は確か、、
風磨と再会した日に遊んでた子、、!
「久しぶり〜!!大きくなったねえ!」
しばらくその子と、追いかけっこしたり、砂遊びしたり、遊んでいたら、
時間が経つのはあっという間で、もうすぐ海がオレンジに染まりそうになっていた。
『ぼくね、よーちえんで、好きな人できたんだ!!』
A「そうなの〜?! じゃあもーっとかっこよくなって、両想いにならなきゃだね!」
『うん!!おねーちゃんは好きな人とりょうおもいになれたのー?』
A 「え〜〜??笑」
はぐらかそうとすると、
「なれたよ〜、ほら」
背後から聞き慣れた声がして、
ほっぺにちゅっと柔らかい感触。
A 「ふふふふうま!!?」
風磨 「そんなびっくりすんなって、笑 今日来るって知ってただろ?笑」
A 「そ、そうだけど……」
やばい、私絶対今顔赤い。。
『わああー!おにーさんちゅーした!!だめだよ!ちゅーしたならいっしょーたいせつにしなきゃだめ!!!』
少しムッとした顔で風磨にプチお説教?笑
風磨 「ふはっ、、わかってるよ、言われなくても大切にするよ。笑」
そう言って、その子の頭をポンポンっとする。
どうしよう、子供に合わせてるだけってわかってても、今の言葉は嬉しすぎる…。
満足そうに笑ったその子は、"またねー"と親御さんと嬉しそうに帰っていった。
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じまばな(プロフ) - 松島蘭夢さん» お待たせしてしまって申し訳ありません(汗)そんなふうに言っていただけて、嬉しすぎます(;;)松島蘭夢様、2の方でもコメントしてくださってましたよね!本当に感謝しかありません;;;今後ともこの作品をよろしくお願いします!<(_ _)> (2018年6月12日 21時) (レス) id: e557d8cb3e (このIDを非表示/違反報告)
松島蘭夢(プロフ) - 本当にこの小説大好きです!頑張ってください (2018年6月12日 20時) (レス) id: 06cb82de2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じまばな | 作成日時:2018年6月12日 15時