*73__1週間前* ページ5
あなたside
腕を引かれ、振り向けば
唇に温かな感触
だめなのに、だめなのに、
自分でも無意識に
風磨の背中に腕をまわしていた
お互いを
確かめ合うように
離れては重ね
離れては重ね
と、何度も何度も繰り返す。
.
A 「風磨、ここまででいいよ。」
風磨 「いや、駅まで送る。」
A 「誰に見られてるかわからないし、健人とかに見られてたら……ね?笑」
納得いかないような表情だったけど、
そう言えば、仕方ないかと了承してくれた。
A 「じゃあn((風磨 「なあ…」
''じゃあね'' そう言おうとしたのに、
風磨の綺麗で、意思のある目に
囚われる。
風磨 「……Aは悪くねえから。俺のために、…写真ばら撒かれて、俺の芸能活動に支障が出てしまうから別れるっていう決断をしたんだよな?」
風磨 「あいつが家に来てからすげえ甘えてきたのは俺との最後の一週間だったから…だろ?」
風磨 「冷たくしてきたのも、俺がAのことを嫌いになって早く吹っ切れるようにするためだろ?」
図星すぎて、頷くことしか出来ない。
なんでそんなに私のこと、わかってるの?
風磨 「お前は、優しすぎんだよ。」
そう言い、抱きしめられる。
A 「……ばか」
風磨 「あ''?笑」
A 「そう言う風磨の方優しすぎるよ。」
風磨 「そうかもな?」
A 「あれ、自覚済み?笑」
風磨 「………」
急になにも言わなくなって
どうしたのかと思い、
風磨の胸板に埋めていた顔を上げる
…chu
風磨 「彼氏持ちさんにこんなことするヤツが優しいと思う?笑」
''彼氏持ちさん''
その''彼氏''は、風磨ではなく、健人。
少しチクリと胸に刺さったけど、
A 「…んっ……////」
最後の最後までこんなに愛してくれる
素敵な''元彼''は
世界で、どんなに探してもいない、
この人だけだと思う。
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じまばな(プロフ) - 松島蘭夢さん» お待たせしてしまって申し訳ありません(汗)そんなふうに言っていただけて、嬉しすぎます(;;)松島蘭夢様、2の方でもコメントしてくださってましたよね!本当に感謝しかありません;;;今後ともこの作品をよろしくお願いします!<(_ _)> (2018年6月12日 21時) (レス) id: e557d8cb3e (このIDを非表示/違反報告)
松島蘭夢(プロフ) - 本当にこの小説大好きです!頑張ってください (2018年6月12日 20時) (レス) id: 06cb82de2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じまばな | 作成日時:2018年6月12日 15時