*103*(F) ページ36
風磨side
モヤモヤした気持ちのまま時は過ぎ、
本日クリスマスです。
クリぼっちです。。
クリスマスらしくピザとかチキンとか食べようか?
いや、1人でなんて寂しすぎる。
そんなことを思ってたら、
「あ、兄貴?」
弟からの電話。
弟「今さ、彼女とイルミネーション見に来てんだけどさ、、、」
俺は急いで家を出た。
弟 「Aさんらしき人がいるんだよね。」
なんで東京に?
弟 「多分ひとりっぽいんだけど、格好がすんげえ可愛くて、ひとりで来るのにこんな気合い入れるか?って感じなんだよ。白のコートに、、、」
例のヤツと、来たのか?
風磨 「ついた……。」
弟いわく、クリスマスツリーのとこにいたらしいんだけど……
目を凝らして探す。
確か白のコートって言ってたよな…。
!!
風磨 「……やっばい。。/////」
大きなクリスマスツリーを見上げる彼女の姿は
一般人と思えないぐらい、綺麗で、
彼女の近くを通る誰もが二度見してしまうほどだった。
1人だったことに安心して声をかけようとした
が、
彼女の元に駆け寄る男。
その男は間違いなく、この間中島に見せてもらった映像にうつってた人だった。
そしてその男は、袋からマフラーを取り出し、
Aの首に巻いた。
びっくりしながらも嬉しそうなA。
もうなんの感情なのか分からない。
ただただ衝撃だった。
風磨 「帰る…か……。」
結局、騙されてたのか。
まあ、3年前彼女をたくさん傷付けてしまったし、
復讐されてもおかしくないよな。
悔しいけど、辛いけど、苦しいけど、
仕方ない。
そう自分に言い聞かせ、車に乗ろうとドアを開けた時、
「風磨!?!?」
笑顔で駆け寄ってくる、
……A。
A 「すごい!すごい!連絡もしてないのに会えた!!」
きらきら目を輝かせて、子供のように無邪気に喜ぶ姿も
前はあんなに愛おしかったのに、
今は俺を騙すための演技にしか見えない。
A 「夏に再会してから、ずっと……会いたかったの。ごめんね、待てなくて。。」
そう涙声で言い、俺に抱きつくA
風磨 「……めろよ。」
A 「…え?」
風磨 「やめろよ。」
俺の中でなにかが切れた。
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じまばな(プロフ) - 松島蘭夢さん» お待たせしてしまって申し訳ありません(汗)そんなふうに言っていただけて、嬉しすぎます(;;)松島蘭夢様、2の方でもコメントしてくださってましたよね!本当に感謝しかありません;;;今後ともこの作品をよろしくお願いします!<(_ _)> (2018年6月12日 21時) (レス) id: e557d8cb3e (このIDを非表示/違反報告)
松島蘭夢(プロフ) - 本当にこの小説大好きです!頑張ってください (2018年6月12日 20時) (レス) id: 06cb82de2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じまばな | 作成日時:2018年6月12日 15時